TSKaigi Kansai 2024にスポンサーとして参加して実感した、特別な日にするための工夫
こんにちは!
カミナシのエンジニアリングマネージャー、吉永です。
この記事は
カミナシは 2024年11月16日(土)に開催された TSKaigi Kansai 2024 にゴールドスポンサーとして協賛し、当日はブースを出して数多くの参加者と交流を深めることができました。私はこのイベントを社内でリードしていたのですが、実はこのような役回りは初めての経験でした。実際リードし、参加してみることで、得られた学びがとても多かったです。
この記事は、TSKaigi Kansai 2024 のブーススタッフ目線での参加レポートであることに加え、ブーススタッフを実際にやって得られた学びも共有します。
特に、エンジニア組織の採用広報をやっている人や関心がある人にとって気づきの共有や共感を得られるような記事が書けるのではないかと思い、筆を執ってみました。参考になれば嬉しいです。それではいってみましょう。
TSKaigi Kansai 2024 とは
TSKaigiは、日本最大級のTypeScriptをテーマとした技術カンファレンスです。
2024年5月に初回のメインイベント、8月にはフロントエンドにテーマにしたサブイベントが開催され、カミナシは両方のイベントにスポンサーとして協賛しました。
TypeScript はカミナシのプロダクト開発に欠かせないプログラミング言語であり、その発展とコミュニティ活動の支援に協力したいという狙いがあります。
また参加や登壇を通じて社内のエンジニアが新たな知識や経験を得られ、モチベーション向上につながる期待もあります。
もちろん、スポンサーとしてカミナシの社名、事業、技術スタックを知ってもらうことで、 TypeScript に詳しいエンジニアからの認知獲得も欲しいです。
技術カンファレンスに継続的にスポンサードすることで認知獲得効果が複利的に働くこともあり、今回の TSKaigi Kansai 2024 でも以前よりさらに力を入れてスポンサーとして協賛することにいたしました。
今回は、各プランと特典を鑑みてゴールドスポンサープランとネーミングライツオプションで希望を出し、幸運にも希望通りのプランで参加することができたのでした。
当日の様子
カミナシからは3名がブーススタッフと、LT登壇者として参加いたしました。
購入したネーミングライツオプションとは、セッションを開催するルームの名前を決めて、タイムテーブルをデザインできるという権利でしたが、これが非常に効果的でした。ルーム入り口すぐのところで社名が自然と目に入り、運営の方、登壇する方、参加者の方が自然と発信することになるので、参加者の多くの方にカミナシを知っていただくことができたように思います。
また、偶然にもブースの対面がカケハシさんで、ノベルティの交換を行うなどの交流でき、思い出に残る出来事になりました。SNSでの発信や、登壇、執筆された本などとても参考にさせてもらっていますし、何より社名が似ていますからね(笑)
いつか何かコラボできるといいな〜と個人的に思っていたことが叶えられてハッピーでした。
ちなみに、ノベルティは「カミナシのカミ」という名前のトイレットペーパーを用意しました。「これは無くさなくて良い紙です」「無くした紙をトイレットペーパーに再生しました」などと言って渡すとウケも良く、トイレットペーパーを使わない人はいないので実用的でもあり、良いノベルティですね、と多くの方に褒めていただきました。ありがとうございます!
スポンサーに与えられたLT枠では、弊社の清水(@naoya7076)がTanStack Routorに関する内容で登壇いたしました。
後日の感想として、登壇はもちろん大変だったけど、次回は自分でProposal通せるよう頑張るぞ、と奮起しています。
参加した人のモチベーションに良い影響を与えることも、イベント参加の醍醐味だなと感じることができました。
登壇資料はこちら。どっちなんだい!!
用意したノベルティ120個は全て配ることができ、数多くのエンジニアにカミナシについて知ってもらう機会を作ることができました。また、SNS上で watch している方や、既知の知人の方などとも交流することができ、非常に有意義な1日となりました。
本編: 特別な日にするための工夫とは
さて、ここからが本編、学びのパートです。
非日常感のある有意義な時間だったからこそ、もっとやれることがあったなと気付かされたポストがこちらです。
このポストはイベントにスポンサーされた他社の方の前日様子なのですが、、めっちゃ楽しそうじゃないですか?
実はイベントの前日にこちらを見かけ、弊社HRの井上が数日前に書いた記事のことを思い出しました。
記事中の3つ目のポイントを引用すると、「運営する側も思いっきり楽しむ!」です。この考え方が僕には足りなかったな、と後悔の念が残りました。
「みんな!ぶち上げていこうぜ!!」と社内のエンジニアの熱量を上げるような働きかけができれば、この1日をもっと良いものにすることができたはずでした。
カミナシではリモートワークを取り入れています。都内から離れた遠方に住んでいる都合上、なかなか対面で会う機会を持ちにくい時もあります。
TSKaigi Kansai のような遠方でのイベントの場合、イベント参加を活用して、対面で業務上ではなかなか味わえない時間を共に過ごすことができるのですよね。
このような時間の共有は同じ組織の仲間であるという感覚をもち、自分がなぜカミナシにいるのかという意義を感じることができるのではないかと思いました。
また、単純に実利面でブーススタッフ3人で回すのは体力的にきついですし、休憩を取る余裕も持ちにくかったです。最低でも5人くらいは必要だな、という肌感を持つことができました。
今回のようにブーススタッフがセッションを聴けるタイプのイベントの場合、さらに人数がいた方がイベントを最大限活かすことができそうです。この辺りは実際に参加してみないとわからないことだったな、と振り返っています。
(余談ですが、941さんのポストから大津にも焼き鳥の秋吉がある、というのは別の学びとしてありました。筆者は秋吉大好きマンです。)
その他にも、会社紹介資料をより洗練したい、複数のプロダクトをしっかり説明できるようにブーススタッフの配置を検討したい、などやってみて初めてわかったことがたくさんあり、個人的に学びの多い1日となりました。
採用広報といっても考えることが多く、実行することの細部に工夫が必要なんだな、と今更ながら気付かされた次第でした。社内には採用広報に関する知見をもつ方もいるので、1人でやることにこだわらず、頼れるところは頼って、その時できるベストな布陣で臨もうと思います。
まとめ
僕は採用活動のうち、スカウトを送るといったようなオペレーション領域には詳しいのですが、マーケティング領域はまだまだ知らないことが多いのだなと、謙虚な気持ちになれました(笑)
同じような立場で活動している方の励みになれば幸いです。それでは!