手放すこと
僕は普段「習慣」について考えることが多いです。
ローマもイチロー選手も、一日にしてならず。積み重ねは大事だと、先人たちが仰っています。その積み重ねと縁のある習慣。僕自身の体験からも「習慣」って大事だなあと、考えるようになりました。
書店では習慣についての本が並び、多くの人に読まれています(気がする)かくいう自分も読んでいたりします。習慣についての科学的な研究論文も発表されているので、内容は似たりよったりではないでしょうか。
習慣について、ふと頭の中でつながったことがあります。
・「執着しない」=「手放す」
・「手放す」→「受け入れる」→「またやってみる」→「習慣」
①「手放す」→「まあ、やってみるか」
例えば「読書をしたい・勉強をしたい」と思ったとします。とはいえ、実際にはなかなか難しいものです。毎日の仕事はもちろん、なにかと雑用に追われたり。好きなこともやりたいし、ダラダラもしていたい。
「読書しなきゃ・勉強しなきゃ」と強く考えれば考えるほど、なんとなく窮屈に感じてきます。頭に浮かぶたびにため息がでるようなイメージでしょうか。そんな時はいっそのこと「しなきゃ」を手放してやります。
「べつにする必要なんてないもんね」といった感じです。
もっとも、そこで終わってしまっては本末転倒です。
読書や勉強が大事だという価値観は変わりません。次のステップは「まあ、やってみるか」と考えて、実際に行動してみることです。
②「失敗を手放す」→「またやる」
勉強をがんばろうと決意して始めたものの、3日坊主になってしまいました。当然「うわ、やっぱり続かなかった」という気持ちにフォーカスしてしまいます。でも、これも手放していしまいます。「できなかったな。てへぺろ」といった感じです。
とはいえ「やってみた」という事実は残ります。次のステップは、できなかったこと・できたことをそのまま受け止めるということです。続けることはできなかった、3日ぶん勉強が進んだという結果。これが現時点での実力だと認めます。
なにやら、僕自身の体験になってきました。はあぁぁ…(思い出している)
いわば「失敗」です。ダンジョン途中でHP尽きてしまった状態です。中ボスあたりに殺された感じです。あああぁ。ゲーム攻略はここまでか…。
もちろん、あきらめるのもアリかと思います。とはいえ長い人生ゲーム。先へコマを進めようではありませんか。
ということで「失敗」もさっさと手放してしまいます。セリフにすると「失敗しちゃった、えへ☆」といったところでしょうか。で、懲りずに「またやってみる」わけです。
③「またやってみる」→「習慣」
習慣を身につけるには自分に合った工夫が必要です。こだわることが大事な時があるように、手放すことも必要なタイミングがあるはずです。「こだわる」「手放す」が自由に発想できれば、工夫の幅が広がると思います。「懲りないことが習慣につながる」今朝はそんなことを考えていました。
成功の秘訣は「成功するまでやる」です(まあそうなんですが…なかなか。人生ゲームは長い…)習慣を身につけるのも「懲りずにやる」ことが、まずは必須ということでしょうか。失敗をさっさと手放して、成功したことをかきあつめて再びトライする。次はもちろん挑戦や工夫を加えて。たしかに、それしか成功への道はありません。
・・・ないよねえ、ないかなぁ、近道(笑)