500
社会人になってから趣味で書いていた短歌(および詩)が500編を超えた。こういうものって数が目的じゃないけれどなんとなく達成感があって良いものですね。
書く上でのマイルールとして、"なるべく感情を修正しない"と決めています。その時感じた感情を綺麗な形で装飾を付けた言葉にしてしまうとどうしても嘘が入ってしまうのが嫌なんですよね。
日常で心が動いた瞬間をそのままぶつけたりやふと浮かんだ言葉を並べたり…。テクニックなんてまるでないけれどそれはそれで見返した時に当時の感情がダイレクトに伝わって面白いです。
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小学生の僕は本の虫だった。
物語形式の本ばかり読んでいた僕が詩の魅力に気づいたのはふと手に取ったこの本だった。
この詩集の「きみ」という詩に出会い、口から魂が溢れかけた感覚を覚えている。(もし興味があったら手に取ってみてね)
「"詩"という言葉自体に高尚なイメージを持ちすぎていたけれど素直な心の動き1つで詩になりうるんだ!」
そう気づいてからの僕はなにかあるたび筆を握り、心をインクに何度も書き起こした。
でもずっと書き続けられた訳ではなくて。
とある学生時代の昼休みに書いている事を笑われた。
今となっては幼いし、意味がなくてもなんとなく外れた行動をする人を笑っちゃうんだろうなっていうのがわかるけど。当時の僕はそれに合わせてただ合わせて笑うことしかできなかった。あの時の僕は世界で一番醜い笑顔だっただろうなあ。
ただ、それ以上に書き続けていて嬉しかった事も多くて。僕の詩のタイトルをカリグラフィにして書いてくれた人もいれば感想を伝えてくれな人もいた。目的はあくまで自分のためでもそうアクションを起こしてくれる人がいるのがとても嬉しかった。
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気づくともう11月で今年も終わりが近づいてるね。来年も同じ題材の詩が増えていけばこんなに嬉しい事はないや。
ちゃんと心に秘めるからこれからもいろんな角度で記し続ける事を許してください。