独立前の準備1
学習塾起業の前に準備したもの、ハード面だけでなくソフト面もいろいろです。
とりあえず長くなりそうだとだけ先に書いておきます。
物件がどうこうと考えるよりもまず、自分がどういった学習塾を作りたいのかリストを作っていきました。
その最初の選択が
集団塾か個別塾か。
僕自身が2度転職し、集団塾と個別指導塾のどちらも経験し、おおよその仕組みを勉強しました。
結局、学生講師を雇用せざるを得ない個別指導形態は自分には不向き(自分と同じだけ成績を上げることができる学生講師を育てるスキルが自分にはない)と感じたことが最大の理由で集団塾を作ることに決めました。
あくまで僕自身の経験則でしかありませんが、前述のように、雇用されて給料をもらっている間、僕はとにかく生徒の成績を上げるためにはどうすればよいかを考えてスキルアップをしました。もちろん。雇用してくれた会社も預かっている生徒の成績をあげてるくれるからダメとは言わないですし、担当した生徒や保護者は言わずもがなです。自分が成績アップのためのスキルを持つことはまさにウィンウィンなので、この時点で必ず身に着けるべき力ですし、それができないのなら正直、学習塾で自分がプレイヤーとして講師をする起業はおススメできません。
こういったことを書くと、フランチャイズによる起業などを思われる方がおられますが、個人の感想として申し上げると、個別指導塾のフランチャイズは本部の養分のために働くだけになるので、自分の志を形にするという起業とはほど遠いものだと思います。
さて、とりあえず集団指導で起業すると決めたあと、次の段階として、
人を雇うのか
という点について事前に考えておかなくてはなりません。
ここで、自分の塾を将来どうしたらよいのか大きな分岐点がきます。
①自分一人のザ個人塾を作る
②将来的には複数校舎を展開したい
大きく分けてこの2パターン。もちろん②を考えるのであれば当初より人を雇用する仕組みを構築していく必要があるので制度設計が変わってきます。
僕は当初こそ②で考えていましたが、途中で①に変更します。②→①への変更は意外と難しくありません。むしろ仕事としてはやりやすくなります。ただし、しんどい時期でも自分一人でその責任を負う必要があるのでこれはきついです。
僕が②→①に変更したのはザ個人塾は人を雇おうにも正社員としてはまともな人が来ない(僕の運がなかっただけかも)。という現実にぶち当たったからです。
これが東京などでしたら反応があったのかもしれませんが、僕が起業したのは人口20万人程度の中堅都市です。ただでさえブラックのイメージが強い学習塾業界でしかも不安定このうえない個人塾に誰が好き好んでエントリーしてくるのかと…
ここまでで、
①集団塾 ②将来人を雇って複数校舎展開をもくろむ(あくまで起業当初)
の2点を決めました。
これから起業を考えている方はまず上記2点を熟考して決めることが大切です。
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