自分の失敗って、本当に失敗?【読書のキロク】
こんばんは、"もっちゃん"です。
記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。
以前、こんな本を読みました。
読んだのが昨年度だったので、キロクには残していませんでしたが、記憶には残っています。
その著者の汐見稔幸氏が続編的にまとめた書籍が出ていましたので、今回はそちらのキロクです。
◯今回読んだ本:『学校とは何か 子どもの学びにとって一番大切なこと』 汐見稔幸編著
今回は編著になります。どこを誰が書いたかよくわかりませんでしたが、汐見氏の記述も多分に入っているように感じます。
◯概要
数多くの実践例の紹介になります。
◯雑感
前書『教えから学びへ』で、けっこう理念的なところを書いていたように思います。
本書では、その考えに基づいた各地の実践例を紹介する、といった感じです。
確かに、そういう意味では「続編」といった形になります。
個人的には非常に好きな考え方でありますので、今回の実践例なんかはとても参考になりました。
◯最初の一歩を踏み出したい!
こうした実践というと、規模感をけっこう意識します。
授業の中で、個人的に始められそうな実践もあれば、
カリキュラムの編成等、学校全体に関わるものもあります。
読んでいて思うのは、実践をする際は
最初の一歩を踏み出せるかが大事
ということです。
こうした実践例を記述する際、多くの著者は失敗の体験談も交えてくださいます。
その失敗をどれだけ許容できるかが、やってみるハードルを下げうるものだと思います。
なんとなく、自分の授業とかならとっかかりやすい感じもしますが、
カリキュラムを変えたりするとなると、とっかかりにくいです。
大きい変化をさせたいとき、自分たちくらいの中堅教員くらいまでは、
やりたいという思いを伝えて、上の判断待ち
といった感じかもしれません。
そこがなんとなくもどかしいところのようにも思います。
でも、今回の実践例を見ていて、
自分のできるところから小さくスタートしていく
というのが大事なようにも思いました。
きっとそこから波及していくのだろうと。
◯自分一人の失敗は大したことない
最近、自分一人の失敗って、大したことないような気がしてきました。
例えばカリキュラム編成で失敗したとして、たぶんそんなに影響ない気がします。
もはや生徒は気づきすらしない気もします。
失敗と思っているのは自分だけかもしれません。
なんか、そう考えていくと、こうした実践もとっかかりやすい気もします。
と、自分に言い聞かせ、現場でやってみようというモチベーションを持っていたいと思います。
そんなことを考えた1冊でした!
やっぱり実践事例を読むと、自分も感化されるというのが、一番良い効果だと思います。
自己紹介はこちらこら。