変化に対応できる人間になろう。チーズはどこへ消えた?!
今回は、世界的なベストセラー「チーズはどこえ消えた」を要約していきたいと思います。
この本は、世界で累計2000万部以上も発売されており、名前は聞いた事がある方は多いかと思います。
内容は分かりやすくシンプルです。
この本の内容を理解しているだけで、これからの人生のあらゆる場面で貴方がどのような行動をとればいいのか助けることになるのは間違いはありません。
皆さんの中で原因はわからないけど、気付いたら環境がガラッとかわっていたという経験はありませんか?
例えば、今までうまくいっていた仕事がうまく行かなくなったり、今まで良好であった人間関係がギクシャクしたり、、この絶え間なく起こる変化に正しく対応していくためには、いったいどうすればいいのか?
「チーズはどこへ消えた?」は
人生の、あらゆる変化に対応したヒントを示した本です。
是非、この内容をしっかりと理解して覚えておくということが今後の貴方の人生に役にたつことは間違いありません。
私はこの本を読むと人生が変わると思っています。
それでは、本書の物語について簡単に解説していきたいと思います。
1、登場人物の紹介
まず登場するのは、
2匹のネズミ「スニッフ」と「スカリー」
二人の小人の商人「ヘム」と「ホー」です
ネズミは行動派です。
「スニッフ」に関してはいち早くチャンスをかぎつけます。
「スカリー」はいち早く行動を起こします。
小人の商人は慎重派です。
「ヘム」は変化を認めず、変化に逆らいます。現状維持タイプです。
「ホー」はうまく変化に乗ります。このままではダメだ!変化は必要だ!と言う考え方を持っています。
2、物語のはじまり
この物語は、それぞれの登場人物が「チーズを求めて迷路を探し回ることからはじまります」
先に説明しておくと、
「チーズ」とは人生で求めるもの、理想の自分です
例えば、仕事、年収、家族、健康、自由、名誉など自分が求めているものです。
「迷路」とは、チーズを追い求める場所、日常の困難の象徴。
例えば、会社、社会、家庭などです。
この、「チーズ」と「迷路」の意味を理解することでこれからの話を理解しやすくなります。
3、チーズステーションCに沢山のチーズがあることを発見
ある日、迷路の中の「チーズステーションC」に沢山のチーズがあることを発見しました。
2匹のネズミは頭を使う能力がありません。今までの家から、チーズステーションCまで朝早く起きて走ってやってきます。
一方、二人の商人は、賢いためチーズステーションCの近くに引っ越ししてきて態々早起きせず、お昼に起きてゆっくりゆっくり、チーズステーションCに行き、チーズを食べていました。
ここで、ヘムとホーは現状に大満足をしてしまいます。
そりゃそうです。ヘムとホーは家の近くで毎日沢山チーズを食べるのですから。
4、チーズステーションCのチーズが無くなる?!
しかし、チーズステーションCのチーズはある日無くなってしまったのです。
実は、チーズステーションCのチーズは毎日減っていたんですが、慢心していた小人の商人はそれにまったく気が付かなかった。
一方、ネズミはチーズはだんだん減ってきていることに気がついていました。このままでは、ヤバイ!新しいチーズを探しにいかねばチーズが無くなってしまう!そう考えたネズミ達はチーズステーションCを飛び出し、迷路の中へ新しいチーズを探しにでかけました。
対照的に、小人の商人は・・
チーズはどこへ消えたんだ?こんなはずはない!!と毎日叫んで、
「きっと今日はチーズがもどってくるに違いない!」と思いながら、
チーズステーションCのチーズを毎日確認する日々が続きました。
人は何の根拠もなく、今の幸せが続くと感じてしまうもんです。
「この会社で働いていれば一生安心だ」
「自分は良い大学を出ているから一生安泰だ」
「自分は一生健康でいれる」
これは、ヘムとホーと同じ慢心している状態です。
健康でいることも、楽しい日々が送れるのも当たり前ではないということをしっかりと認識してください。
変化に合わせて行動するとこで、新しい幸せ(チーズ)を手に入れられるんです。
変化とは何かを失う事ではなく、何かを得ること。
現状維持とは、退化、衰退することと同じという事をこの物語から学ぶことができます。
5、ついに「ホー」は新しいチーズを探しに迷路を進む決断をする!
チーズが戻ってこない日々が続きました。ついに「ホー」は迷路に進む決断をします。
迷路(新しい道)を突き進むのは怖いです。
「ホー」はこのままではダメだ!
新しいチーズを探しに行かないと現状を変えることはできない!と言ってチーズを探しに迷路の中へ進もうとします。
一方、現状維持の「ヘム」はこう言います。
「見つからなかったらどうするんだ?」
「迷路は危険だよ?」「危ないよ?」「失敗するよ?」と言います。
しかし「ホー」はこう言います
チーズは待ってても、戻ってこないんだよ。
人生は進んでいく、だから自分達も進まなきゃ「新しいチーズ」には出会えないんだ!
6、ホーは恐怖と戦いながら迷路を進んでいく
ホーは一人で迷路の中を進みます。
しかし、ホーはここで一つの感情と出会います。
それは恐怖です。
新しい迷路に入っていくのは怖い、何も見つからなかったらどうしよう。
迷路で迷うかもしれない。新しいチーズは見つからないかもしれない。
しかし、ここで「ホー」は考え方を変えます。
もし、自分の中に恐怖がなかったらどうなんだ?
という事を考えたのです。
そう考えることで自分を客観的に見るとこができ
ネガティブな考え方から、ポジティブな考え方に変わったのです。
この恐怖がなかったら「新しい道」にどんどん進むはずだ!
新しい道に進めば、「新しいチーズ」や「新しい自分」に出会う事が出来るのではないか?
ホーは「失ったチーズ」ではなく、「新しく見つかるチーズ」の事、
「未来を考える」ようになりました。
新しい事を始めるのは不安です。
・起業したいけど失敗したらどうしよう?
・転職したいけど新しい転職先が見つからなかったらどうしよう?
・副業をはじめたいけど上手くいかず時間の無駄だったらどうしよう?
など、新しい事を始めるには、リスクを伴います。
リスクを不安、恐怖を考えるのは当たり前だと思います。
ちなみに、ネズミのスニックとスカリーはすぐに行動をしました。
これは恐怖という考え方がなかったからです。
つまり、恐怖がなければ貴方のやりたいこと、やるべきことは必ずできるようになります。
新しい迷路に入ることは、「恐怖」ではなく「希望」と認識することが大切です。
7、新しいチーズステーションを見つけるが、そこにはすでにチーズは無かった・・
ホーが迷路を進んでいると、新しいチーズステーションを見つけます。
しかし、すでにチーズは無く、誰かが食べつくした後だった。
ここで、「ホー」は一つの思考が頭に浮かびます。
古いチーズに早く見切りをつけていれば、それだけ新しいチーズが早くみつかったのではないか?
古いものにしがみつくより、見切りをつけて素早く行動をすれば、
早く新しいチーズを楽しめることに「ホー」は気付きます。
変化に「早く気づき」、「早く動く」、「変化に適応する」ことの重要性をホーは改めて再認識しました。
8、チーズステーションNの発見!
「ホー」はついに、チーズが沢山ある「チーズステーションN」を発見します。そこには、ネズミの「スニッフ」と「スカリー」もいました。
ホーは心から「変化してよかった」と改めて思いました。
チーズは常に「恐怖」の先にあります。
自分がほしいものは、恐怖の先にしかありません。
貴方が今、恐怖感じているのであれば前に進もうとしている証拠です。
恐怖を楽しんで、自分の最高のチーズを手にいれてください。
9、まとめ
★変化は必ず起きる。今はこのままでいいと言う考え方はダメ。
★変化を予期せよ。チーズが消えることに備えないといけない。
★変化に適応しよう。速く古いチーズを諦めていればそれだけ早く新しいチーズを楽しめる。
チーズが消えたのであれば、自分も前進しなくては変われない。
変化を楽しむ、進んで素早く変わり、再びそれを楽しむ。
チーズは常に無くなります。
そして、今あるものはどんどん無くなっていく。
どんどん自分も変わっていかねばならないと思います。
また、私が思う最大の失敗は「何もやらないこと」だと思います。
「このままでいい」ではなく「このままでは嫌だどうすればいいんだ?」こう考えて何かやると変化は常に起こります。
自分の周りに変化が起きたら、どうすればいいか?
この物語を思い出し、考える材料にしてください。