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人前で猫を被ってしまい、人疲れする人へ。

私は自覚カウンセリングだけでなく、
企業のコンサルティングやそれに付随する人材育成などを生業としていることもあり、普段から人と接することは多い。

しかも、割と踏み込んだコミュニケーションになるケースがほとんどです。

そんな中、ここ立て続けに多かったので書き留めておきます。

「借りてきた猫」「猫を被る」という現象です。

借りてきた猫
普段と違って、非常におとなしいありさまの形容。

猫を被る
本性を隠しておとなしそうに見せること。

人前だと猫を被ってしまい、本来の自分を出せない。

気心の知れた人であれば、楽にいられるのに、
学校であったり、会社であったり、
大人数の会食なんかになると途端に猫をかぶりだしてしまう。

そういう方の多くは
人といるのが嫌いなわけではなく
むしろ人といるのは好きだという方がほとんどです。

この太字にした、この6行。
このたった6行の中に膨大な情報が凝縮されています。

上記の6行は、現象です。
例えるなら咲いた花です。

その花をあるようにする茎、そして種があります。
この花という現象をなんとかしようとするのは、
ひまわりの種から紫陽花を咲かせようとするようなものです。

その種から自由になっていく、それが第一歩とも言えます。

誰があなたを支配しているのか。

「本来の自分が出せない」のは
目の前にいる人がそうさせているのではありませんし、
会社という組織がそうさせているわけでもありませんし、
好きな人がそうさせているわけでもありません。

そこに何かしらの「都合」を挟んでいる私がそうさせています。

よく見られよう、
嫌われないようにしよう、
変に思われないようにしよう。

そんなことがいつも頭の片隅(もしくはど真ん中)にあるのではないでしょうか。それも私の「都合」でもあります。

その都合に"支配され、動かされている"から
途端に言動が窮屈になっていきます。

誰かにこの相談をしても返ってくるのは

「人の評価なんて気にしなければいいんだよ!」
「自分らしくいるのが一番だよ!」
「誰も変になんて思わないよ!」
「みんな違ってみんないい!」

みたいな話が多いように思いますが、
そんなことはあなたもわかってるわけです。

わかっていても、とてもそう思えない。
私自身も以前はそういう傾向がありまして、これらを無理やり思い込もうとして、内側で葛藤を起こしながら振る舞っていたように思います。

この葛藤を起こしながらも進むのは
ブレーキを踏みながらアクセルを踏み込むようなものです。

よく見られたい私
嫌われたくない私
変に思われたくない私

これらの「私」を蔑ろにして進もうとするから
葛藤が起こります。

どんな私も蔑ろにせずに、向き合っていくと
自然とその私から自由になっていき、
結果的に気にならない私になっていきます。

自分自身と向き合うということ。

私がnoteでもXでも「向き合おう」と言っているのは

無自覚の都合に影響され、窮屈になっていたり

自らが自らを無自覚に支配しているところから

脱却していくための突破口は、

あなたの内側以外に無いからです。


規定、常識、思い込み、戒律、想定、記憶等々、
人間は、様々なものに無自覚に囚われています。
無自覚が故に、向き合うことが難しくもあります。

自覚カウンセリングでは、何か答えを与えることはありません。

一緒にあなたの内側と向き合っていきます。

本気で向き合ってみようという方、お待ちしております。

そして脱猫しましょう。


「向き合う」というのは、
自身の思考や言動を見て、反省するのではありません。
思考や言動と向き合うと、あれこれと判断して、反省したり、
そうしている自分を責めたりしがちで苦しくなります。

思考や言動をあるようにする私と向き合っていきます。
そこには肯定も否定も判断もありません。

●自覚カウンセリング
自分自身と向き合うことに卓越した自覚カウンセラーがあなたの悩みに一緒に向き合います。ご自身では自覚していない私、自覚していない囚われを一緒に丁寧に向き合ってきます。どのような私も蔑ろにせずに向き合うことで、対処ではなく本質的な解消に踏み出していきませんか。

詳細はこちらをご覧ください 自覚カウンセリング

●自覚基礎コース
ご自身で自覚を実践されていきたい方は、自覚基礎コースをご用意しています。日常で自覚を実践しながら、定期的な面談で、自覚の精度を上げていきます。あらゆる囚われから自由になっていきたい方、本気で自分自身と向き合っていきたい方是非お待ちしております。

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