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働きながら障害年金2級をもらっている人はたくさんいる

今回は、少し前に障害者界隈で話題になった上記の投稿を深掘りしていきたいと思います。

その投稿とは、障害厚生年金2級をもらいながら月の手取りが30万円を超えている人の投稿です。

「そんなにもらっているなら障害年金を返還しろ」とか「他の障害年金をもらえていない障害者の人たちに失礼だ」とか色々な意見が飛び交っていました。

ただ、この人はそんなに特別な人ではなく、働きながら障害年金をもらっている人はたくさんいるということをこの記事では伝えたいです。

障害年金に年収の上限は基本的にはない

まず、障害年金制度には年収の上限があると勘違いしている人がいますが、それは間違いです。

正しくは、20歳以前に初診日があって、障害基礎年金をもらっている場合に年収上限があります。

多くの人は働き始めてから精神疾患になったり、肉体の障害を負うことになるので、ほとんどの人には年収上限はありません。

なので、いくら年収が高かろうが、障害年金をもらってはいけないというルールは存在しないのです。

ですが、Xでは「年収が高いのだから障害年金を返納しろ」といったような意見が多く飛び交っていました。

これは完全に的外れな意見でして、いくら年収が高くても、障害が一定以上の基準を満たしていれば、障害年金は誰でも受け取れるものなのです。

働きながら障害年金をもらっている人の割合

また、意外にも働きながら障害年金をもらっている人は結構多いと思います。

ここでは障害者手帳の等級を参考にしますが、精神障害者保健福祉手帳の2級を持っている人で、働いている人の割合は35.5%になるというデータがあります。

障害者手帳の等級と障害年金の等級は一致することが多いので、このデータを参考にすると、約3分の1の障害者が障害年金をもらいながら働いているということになります。

つまり、働きながら障害年金をもらっている人の割合はかなり高く、そこまで珍しいものでもないということが言えます。

この記事の最初に挙げたXの投稿者のように、健常者と同じくらい稼いでいるのにも関わらず、障害年金をもらっている人は予想より多いのです。

一般雇用でも障害年金2級をもらう方法

記事の序盤に挙げたXの投稿者はたまたま障害者雇用で働いている人でしたが、実際には一般雇用で働きながら障害年金をもらっている人も多くいると予想されます。

そうした人はたまたま休職中に障害年金の申請や更新をしていると思われます。 

ただ、その場合は次回の更新の時点で働いていることで、障害等級が下がったり、障害年金自体が停止になったりする人も多いです。

そこで、以下の記事ではフルタイム一般雇用でも障害年金2級をもらうための方法を紹介しています。

現在、一般雇用で働いていて障害年金をもらっているけれど、次回の更新が心配な人。

また、現在はフルタイム一般雇用で働いているけれど、精神科に通院していて、障害年金2級の申請を通したい人はぜひ記事を読んでみてください。

きっと参考になる部分が多いはずです。障害年金の制度を厚生労働省の資料を参考にしながら読み解いていくと、フルタイム一般雇用でも障害年金2級をもらい続ける方法がわかるのです。

この方法は誰にでも試せる方法ですので、メンタルを病んでしまってお金が心配だという人にも参考になる部分が多いと思います。

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