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発達障害の男を助ける人は残念ながらいない
今回は発達障害の男性を助ける人は誰もいないというテーマで書いていきたいと思います。
発達障害の男性には人が寄り付かない
まず第一に発達障害を持っている男性には人が寄り付きません。
私はうつ病で就労移行支援に通所していて、発達障害の男性と一緒に訓練やセミナーを行ったりしていますが、発達障害の男性は支援員から無視されています。
例えばセミナーの中で我々参加者に支援員が質問する時があるのですが、場面緘黙があったりする発達障害の男性は完全に無視されていたりします。
そうした現状を見ていると本当にこちらまで辛くなってくるのですが、現実的にはそうした男性を救済する仕組みがなかなか整っていません。
福祉という誰にでも開かれた制度
唯一そうした男性を救ってくれるのは福祉制度くらいしかないのではないかと思います。
例えば障害年金というのは医者の診断書と病歴・就労状況申立書をしっかりと提出すれば誰にでも障害年金を受け取れるチャンスが開かれています。
障害の程度が重ければ重いほどそのチャンスは大きくなり、人に無視される存在である発達障害の男性でも平等に挑戦することができます。
よって発達障害の男性は障害年金や障害者雇用といった福祉制度をうまく使って生活するしか生き延びる方法はないと言えるでしょう。
発達障害というのは基本的に、他人に対しては存在自体が害悪になってしまうので、どうしても他人とコミュニケーションを取るというのが難しい傾向にあります。
よって社会において他人と一緒に仕事を協働したり、遊んだりするのが難しいのです。
私が通所している就労移行支援にも多くの発達障害の男性がいますが、利用者の女性にストーカーとして警察に通報されたりして、他人とうまくコミュニケーションをとれないがゆえにトラブルを起こしてしまう人が多いです。
社会や他人と関わるのが難しい時点で、普通の人生を送るのはとても難しいと言えるでしょう。
よって発達障害の男性は福祉制度に頼りながら自分一人でも楽しめる趣味のようなものを見つけていくのが幸福につながっていくと思います。
発達障害の女性
これに対して、発達障害の女性に対しては比較的社会や他人は優しく接してくれます。
優しく接してくれるのは基本的に性欲を解消しようとする男性なわけですが、それによって社会の底辺から救われた女性は多いはずです。
例えば結婚という制度によって男性に養ってもらったり、精神疾患を患っても仕事をセーブすることを許してもらえたり、発達障害の男性とは違って、発達障害の女性は社会的に救済を受けることがかなり多いのです。
よって社会的な問題の論点として発達障害の女性が挙げられることはまずないですし、発達障害と診断される女性も多くありません。
そもそも診断される前に社会的な救済を受けることが可能だからです。
基本的には助けられる側の性が女性な訳なので、わざわざ福祉制度によって救済されなくても、男性の性欲によって助けてもらえることが多いのです。
それに対して発達障害の男性は異性に救済されるというのがほとんどないので、その分社会的な制度による救済が必要であると言えるでしょう。