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うつの「イライラ」という症状

これはあくまで自己分析によるものだが、私の自尊心を破壊した主たる要因は3つあると考えている。今日も眠れないので(現在2月10日午前3時56分)、今回はそのうちのひとつについて整理する。

(これは病院に行かないとヤバいかもしれない)と思ったころ、抑うつ状態や不安感、食欲不振、不眠などの症状に加えて、気になっていることがあった。それは、「何となくイライラする」という症状である。

何に対して?分からない。
どういうときに?分からない。
でも、常に何となくイライラする。加えて、1日に数回、何かに暴力を振るいたくなる程イライラする。
リビングで横になりながらテレビを見ている母親の頭を蹴り飛ばしたくなる。勿論、その瞬間母親に対する怒りの感情はゼロである。完全に脈絡の無い暴力的な衝動である。

この衝動に気が付き、グッと堪えて自室へ戻ることが何度かあった。まだ病院にかかる前で、ホームに到着しようとする電車に引力を感じ、微かな希死念慮を持ち出した頃で、母親が付き切りで看てくれていた。そこまでしてくれている母親に対して、イライラして嫌な言い方をしてしまったり、暴力を振るおうと思ってしまう自分自身に驚き、心底嫌気がさしていた。

インターネットで調べても出てくるが、この「イライラ」もうつ症状の1つだそうだ。メンタルクリニックの主治医にもそう説明を受けた。「焦燥型うつ」と呼ばれることもあるらしい?

2月9日の夜、つまりこれを書いている数時間前、初めて物に当たってしまった。今までは、その暴力的衝動に気がついて堪えることが出来ていた。しかし、今回はそこを経由する事なく、本当に突然手が動いてしまった。ソファの上のクッションを殴り、持ち上げて床に叩きつけ、思いきり蹴り上げた。少し重さのあるクッションだったので、ぶつかった棚のモノが幾つか落ちた。
リビングには家族が居て、止めてもらえた。でも、その一連の行動でイラつきが収まる気配は無く、もし家に1人だったら部屋中のモノを壊していたと思う。

ここまで読んでくれた皆、引いただろうか?
自分でもドン引きなんだから、きっとそうだと思う。だからこの記事を公開すべきか悩んでいる。
しかし、いま同じような悩みを抱える人の役に立ち、またこれを読んだ貴方自身や貴方の周りの人が将来困ったときに思い出して貰える可能性が僅かにあるのなら、俺がどう思われるとかはどうでもいい。


さて、いよいよ本題である。
私は、暴力が大嫌いだ。理由は痛いから。
元々イライラすることはあるし、ぶん殴ってやりたいと思うこともある。でも絶対にしなかった。
さらにそれは、男性として生まれた時点で所有している加害性を理解した上であった。どれだけ「如何なる加害行為も容認しない」と心で思っても、男性である自分は生まれ持って加害性を有しているというジレンマに苛まれてきた。

そういう風に考えられる自分が好きで、大切だった。曲げたくないものだった。しかし、今の私は他者に暴力を振るってしまう可能性が上昇していて、尚且つそれが私のコントロール外にあるように思えてしまう。これこそが、私の自尊心をズタボロにしている要因のうちのひとつである。

もしも、他者に対して暴力を振るってしまったとき、私は私を許すことが出来るだろうか。そのときはきっと、自分自身を破壊すると思う。それが決して償いにはならないことも理解している。だが、想像しただけでもそれは耐え難い。

幸い、こうなってから人に対して手を上げてしまったことは無いし、こうやって自己分析をすることが出来ている。周りの人の為にも、自分の為にも、絶対に暴力を振るいたくない!俺にはきっとできる。

この記事は私の症状と心理状態・考えを整理したものでしかなく、どう向き合っていくかという解決方法には至っていない。必ずそれを明らかにして、そのときはまた書くので待ってて下さい。

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