昭和⇨平成⇨令和 時代の移り変わりの考察
こんにちは。
雨が降り、寒さが一段と増してきました。
10月でこの気温だと、この先はちょっと恐ろしいなと思う今日この頃です。
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野球の松坂選手が、引退しました。
「平成の怪物」
という本人は嫌だったかもしれませんが、
怪物の名に相応しい、活躍ぶりというか、超人ぶりで、
日本国民が大注目した甲子園での大活躍から、
プロになっても、その剛腕ぶり、投手として唯一無二の強さを誇り、
イチロー選手との対戦や、メジャーでの活躍も含め、
数々の名場面を作り上げてくれました。
ここ数年は、怪我にずっと悩まされ、本来のパフォーマンスとは程遠く、
給料は高かったため、誹謗中傷を多くかけられていたそうですが、
プロしては、厳しい評価を受けるのはしょうがないことではあります。
ただ、家族にまでそういった言葉を過度に受けていたのは、良くないことで、
それは、今後も直していかないといけない悪しき例だなと思います。
ただ、平成のスポーツ界を大きく盛り上げてくれた事実、松坂世代という言葉までできたことはすごいことだなと思います。
本当に今までお疲れ様でした!
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時代の移り変わり、特に、元号が変わるというのは、普段の生活には全く影響されませんが、
大きなところで、たくさんの影響を与えているのだと思います。
昭和は、戦前戦後両方を体験しているトキの中で、
まさに激動というか、変化に満ちた上がり下がりがとても大きく、
未知で、エキサイティングな時代だったのかなと思います。
平成は、いわゆる低成長と言われる時代で、
IT革命と言われてますが、情報が大きく行き渡り、
個人の発信力も増え、ごちゃごちゃしているけれど、全体としてはなんだか悪い方向に向かってるな、という時代なのかもしれません。
隣の芝生は青く見える、という言葉もありますが、
知りたくもない、知らんくても良い情報に晒され、過度に比較したり、意見をしたり、自分以外の誰かに対する時間が増えてしまって、結果的に不幸になる人が増えてしまった気がします。
一億総中流と言われた昭和から、平成は、8割方は余裕がない生活になってしまった、ちょっと切ない時代だったかもしれません。
なんだか、明るい兆しが見えない。
企業にいても、リストラのリスク、倒産のリスクも増え、
近所の人も信用できない。
どこにいても、居場所が見えにくい、そんな時代。
昭和の良さを忘れられずに、それを引きずる世代と、平成の途中から生まれ、
悟りではなく、希望を抱かない、期待を持たないという世代が増えたのではないかなと思います。
この世代のリスクとしては、情報量が圧倒的に多いため、
経験する前に、判断してしまう、それをやらずに避ける習慣が多くできてしまったことで、
知識はあるけれど、知恵になるような、人間力の欠如が増えてしまうことかなと思います。
経験力の欠如、それがあるのかなと思います。
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さて、令和になって、来年で3年です。
総理も安倍さん、菅さん、岸田さんと3人目です。
日本人が海外でもてはやされるような成果を個人単位では出す人が増えてきました。
野球の大谷選手は、「漫画やん」とさらば青春の光の漫才で突っ込むような、漫画を超えた事実を作り続け、多くの野球ファンならず、勇気づけてくれました。
平成では、イチロー、松井といったスーパーな選手が、メジャーで記録を塗り替えるような偉業を達成しましたが、
令和では、そのインパクトを超える、前代未聞な活躍をしています。
二刀流自体もすごいですが、
投げてよし、打ってよし、走ってよし、と恐ろしい身体能力を見せつけ続けてます。
彼に倣って、二刀流を目指す、子供も増えそうです。
サッカー界では、久保選手が脚光を浴びてますが、
平成での、中田選手のセリアAでのインパクトやドルトムントでの香川選手は超えてなく、スケールダウンしてしまい、日本サッカー自体は、世界から遅れを示してしまってるなというのが実情です。
サッカー好きとしては、もっと世界で羽ばたく選手が増えてほしいと願うばかりです。
レアルマドリーの下部組織にいる中井くんは、世界レベルでも期待できる選手なのかもしれませんが、トップチームに上がって活躍して欲しいなと思います。
世界的に、メッシロナウドの2強は恐ろしいことに、30代半ばの今でも、まだインパクトを残す結果を出し続けてます。
若手へのバトンタッチも遠くない未来ですが、二人のような、ライバル関係で、現れて欲しいなと思います。
ビジネス界では、AmazonやNetflix、Appleもまだまだ健在で、
アメリカの起業家精神は、すごいの一言で、日本ではまだまだ難しいのだろうなと思います。
「挑戦すること」に対する、世間的な目線が、アメリカでは相当、育っていて、
日本では、真逆で、批判がまだまだ多く、世間的な目線がレベルが低く、
優秀な人が海外に流出するのは、当たり前のことだなと思います。
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令和は、大きく動いていくことになるだろうなと思います。
回転が速くなり、ダメなものは、どんどん廃れていくし、
良いものは、しっかりと発展していくのだろうなと思います。
日本の銀行は、世界的にも相当遅れているそうで、
みずほ銀行のトラブルが今年も何度もありますが、
金利もほぼ増えない銀行に、未来はないでしょう。
数十年後には、銀行員は、今の半分以下になっていてもおかしくないのかなと思います。
それくらい、機能として価値を生んでない。
日本が世界に誇るためには、クリエイティブな分野一択だなと思います。
アニメなどはその最たるもので、すごいクオリティだなと思います。
鬼滅の刃の映画がとんでもない記録になりましたが、私も見て思ったのが、
映像のクオリティの高さとストーリーの面白さ。
日本人の細やかさと、侘び寂びの精神性、ヒーローが勝つという単純なストーリーではなく、寂しさ、切なさ、敗北での感情などの表現が、実に見事だったなと思います。
私はジャンプ世代だったので、
ドラゴンボールをはじめ、スラムダンク、幽遊白書、ハンターハンター、錚々たる素晴らしい漫画をリアルタイムで見させてもらい、本当にありがたかったなと思います。
キャプテン翼などは、海外の一流サッカー選手も観て育ったと言われるくらい、素晴らしいクオリティで、今読んでも面白いです。
そういった過去の名作も、どんどん海外に輸出して欲しいなと思います。
IT後進国である日本ですが、ものづくりにかけては超一流で、温故知新ではないけれど、そういったことにもっともっと着目した政策を練るべきだなと思います。
政府は、相当腐ってしまっているのが、実情で、すぐにはだめにならないかもしれませんが、あと十年したら、相当傾くと思います。
仕組みも変わって欲しいなと思います。
「日本」を客観的に観たときに、将来的な伸びはほとんどない、むしろ衰退していく一方かと思います。
人口構成を見ても、それは明らかで、無気力な人が多い国でもあるのかなと思います。
ただ、日本人自体のポテンシャルや能力は、世界を見ても、相当な力があると思っています。
そこに、いかにスイッチを押せるか。
それが大きな分岐点になるのかなと思います。
別に派手なことでなくてよくて、その人本来が持っているものを、出せばいいだけだと思います。
サッカーでは、ドイツで、遠藤選手がデュエル数というもので、堂々一位に輝きました。
身体能力が恵まれてるわけではありませんが、賢さと勤勉さ、忍耐力、サボらない精神力などを活かし、世界でもトップレベルに入れたのかなと思います。
素晴らしい人はいて、あとは、それを活かす環境を見つけることです。
それは、私自身にも言えることで、自分がもっと生きる環境を、自分の手で見出していきたいなと思います。
超長くなりましたが、見てくれた人いましたらありがとうございます。
時代の考察は面白いです。