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『「好き」を言語化する技術』
三浦香帆さんが出られているYoutubeを見て、「花束みたいな恋をした」も観てしまったし、手に取られた本も買ってしまったし、古典を学ばれていたということで、『源氏物語』も買ってしまうほど影響を受けました。
昔から早口でオタクっぽい女性は、私にとって羨望の対象でした。若いころは外見ばかりがもてはやされる中で、そういう方は芯があり、知性がありとても幸せそうで美しいと思えてならなかったからです。
私も何かを好きになりたいと思っても、岡田斗司夫さんみたいに深い洞察はできないしなと思っていたところの三浦さん。
知的なお姉さんは、立ち止まって、自分と向き合い、なんども推敲しながら言葉を紡いできたんだなぁと改めて好きになりました。
以下は、この本を読んで自分にとって大切だと思ったところを抜粋しました。
人の意見を聞いたり見る前に、自分がどう思ったかを書き留める。
SNSやネットでの口コミを読むとそちらに感情が引っ張られたりするので、何も見ないで、感想を書き留めるのは今の時代は重要だと思ったし、無意識に人の感想を聞くことを避けていた気もする。
伝えたい相手の推し分野への興味関心度合いを測り、それを入れ込む。また、調べたことを全部書かず、読んだ人がもっと調べたいと思わせる余白を残す。
私が忘れがちな、「相手」についてもいくつかの観点で書かれていました。
また、推しがいかに好きなことを伝える理由についても三宅さんらしい考えを書かれていて、共感しました。知らない世界はたくさんあって、もしかすると私の推しの情報がいつか誰かの世界を広げるかもしれないというのはよく思います。
自分の感情を聞き逃さない、疎かにしない
自分を大切にしていますか?との質問に答えるときに、睡眠や食事・美容以外にも、自分の好きなこと・嫌いなこと・違和感をもつことについて立ち止まって考える時間を持っているか否かは大きいと思います。それを改めて想い起させてくれる本でした。
推しを語る以上に、セルフケアの方法論としても読める本でした。