佐藤 尚弘(岩手県盛岡市議会議員・日本維新の会)

1980年八戸市生まれ/O型/元岩手県庁職員/シングルファーザー/岩手県政策提案コンテスト最優秀提案賞

佐藤 尚弘(岩手県盛岡市議会議員・日本維新の会)

1980年八戸市生まれ/O型/元岩手県庁職員/シングルファーザー/岩手県政策提案コンテスト最優秀提案賞

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定年制度の脱法運用である盛岡市の特別参与

盛岡市には、市長・副市長に次ぐポジションとして、特別参与という職があります。この特別参与という職は、市のホームページでも情報が公開されておらず、市職員以外にとっては謎のポジションだと思いますので、解説したいと思います。 まず、この特別参与は、常勤の職員ではなく、会計年度任用職員です。なぜ会計年度任用職員なのかというと、年度ごとに必要性を判断して任用しているから、らしいです。そうはいえども、任用は平成30年からこの令和6年まで継続しており、その必要性を判断する基準も確たるもの

    • 指定管理者の選定は公正競争プロセスが重要

      指定管理者の指定については、議会の議決が必要となっていて(地方自治法244条の2第6項)、特にこの令和5年12月議会は、指定管理者制度の発足から20年目で、5年ごとの指定管理者指定の期間とも重なっているためか、多くの地方議会で指定管理者の指定議案が提案されているものと思われます。 盛岡市議会でも、児童センターをはじめとする多くの公共施設の指定管理者指定議案が提案されましたが、私は、「公募」「市の出資法人」「財政援助団体」の3つの条件が重なった指定管理者指定議案には賛成しません

      • 地方議会議員・首長のボーナスアップ議案はなぜ問題なのか

        この12月、日本各地の地方議会で、地方議員・首長のボーナスアップ議案が提案されているようです。このボーナスアップ議案について、なぜ提案されてしまうのか、なぜ問題があるのかについて書きたいと思います。 まず、地方公務員の給与についてですが、議員や首長ではない一般職の職員は、民間給与に連動して給与が増減するようになっています。これは、職員は、政治的中立性が求められる職務の特殊性から、労働基本権が制約されているため、第三者機関である人事委員会が民間給与を調査し、これにあわせて地方

        • 盛岡市役所の新庁舎エリアは、(現状では)盛岡駅西がベスト

          盛岡市役所の整備エリアの議論が進んでいます。進んでいます、というより、盛岡市新市庁舎整備審議会から、そろそろ結論が示されているはずだったのですが、市民の意見を改めて聴取することとなり、結論が持ち越しとなりました。市民の意見を改めて聴取することになった根本的な原因は、このような一大事業であるのに、整備エリアをめぐるコンセンサスが市民の間に浸透していないからです。コンセンサスが浸透していないのは、それぞれの整備エリアが一長一短で、決め手を欠いているからです。そしてこの「決め手」の