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輪島のワイナリーを一緒に応援しませんか?【バー日記"恵比寿の一隅から" #2】

バー日記第2回目にして、いきなり「ご協力のお願い」になってしまい恐縮ですが。

震災や水害で大きな被害を受けた能登は輪島市門前町のワイナリーを一緒に応援しませんか?

輪島市門前町「ハイディ・ワイナリー」
輪島でぶどうを栽培し、ワインにして売っている小さなワイナリーで、ボクの恵比寿のバーでもレギュラーで置いているおいしいワインをたくさん作られています。

そのハイディ・ワイナリー、1月の震災で醸造場はなんとか無事だったものの、ワイナリーのショップとレストランのある建物が全壊。それだけでも大変だったのに、9月の大水害で葡萄畑への道が流され、収穫直前の葡萄の木も倒れてしまったそうです

ワイナリーは半壊状態で、葡萄畑に行く道もなく、葡萄の木も倒れてしまう。。。たいへんな被害で、個人の力ではどうしようもない状態かと思います。

で。
バーに置いている縁もあってなんとか支援したいと思い、「だぶついてる銘柄あったら、有志みんなで買います!」とお伝えしたところ、写真の4種類をもし買っていただけたら、というお返事でした。

それぞれ1000本、在庫があるそうです(!)

下の方にワイン名とコメントを載せておきますね。


それぞれ1000本ということは4000本です。

支援のお気持ちのある方、ワイン好きの方、ぜひ一緒に買って応援しませんか?



能登や輪島をなんとか応援したいなぁ、という方、たくさんいらっしゃると思います。
この機会にいかがでしょうか?
ワインは保存がききますので、数年かけてゆっくり飲んでいただけます。
もし良かったら一緒に買い支えませんか?


味については、正直4本とも美味しいです。
ボクの恵比寿のバーでも普段から置いているくらいは美味しいです。いま日本ワインの品質はとても高く、この4種ともどれもレベルの高い味だと思っております。

ちなみに、ソムリエの平賀祐一さん(ワインバー「WINE & ROSES ときわ台」)に飲み比べていただき感想をいただいています。
下の方に貼っておきますので、味のご参考にしてみてください(支援の気持ちというよりフラットに感想をいただきました)。


申し込み方法はふたつあります。

●ボクの恵比寿のバーに来て持ち帰る(重いかもです)。
バーにお出でください。その際、数本持ち帰ることができるバッグなどもご持参ください。バーはキャッシュレスです。カードかPaypayをご利用ください。ボクは酒販免許を持っていないので、飲んでいただきお持ち帰り、という方法になります。ほぼ原価でお出しします。
ちなみにバーは「Friends Only」になっております。友人知人、そしてその同伴者のみになってしまいますが、よろしくお願いします。

●郵送を選ぶ(配送料がかかります)。
以下のgoogleフォームにご記入ください。

郵送の場合の支払方法は、ご記入いただいたメールアドレスに請求書を送らせていただきます。送料などはGoogleフォームのほうに書いてあります。

※ 今回、酒販免許を持っている友人の町田佳路さん(大森山王ブルワリー)に配送のご協力をいただけることになりました。
ワイナリーの方々に負担をかけないよう、一度佐藤家もしくは町田さんの大森山王ブルワリーにワイナリーから一括で送っていただき、そこからみなさまにお送りします。

※※ 今回すごく負担がかかることを申し出てくれた町田さんの「大森山王ブルワリー」。こちらのクラフトビール、どれもこれも美味しく、ボクのバーでも定番として置いております。この機会に是非。
https://omorisannobrewery.tokyo/

お申し込みがあった順に、ひとつひとつ手作業で配送していきます。
ワイナリーのご負担にならないようにゆっくり作業を進めますので、到着まで数週間から1ヶ月ほどお待ちいただけると助かります。

配送の都合上、できれば「偶数本」お買いいただけるとうれしいです。
「せっかくだからドンと大量に買う」というのも大歓迎です(大量にお買い上げの場合、フォームに入れず直接メールかメッセージをいただけると助かります)。→ satonao310@gmail.com(スパム対策で@マークを全角にしていますので、半角にしてお送りください)


+++++++

さて、ソムリエの方(平賀祐一さん:ワインバー「WINE & ROSES ときわ台」)のコメントを載せますね。
どれも美味しいのですが、細かく分析するとこんな味、ということでご参考にされてください。

写真左から。

●禅の里ワイン
透明感のある中程度の濃さの美しいルビー色。 MBA(マスカットベーリーA)によくあるイチゴっぽい、あるいはキャンディのような香りは弱く、草っぽい香りがやや強めに感じられた。これは樽などの香りとも異なる。味わいは辛口で、酸はしっかりしており、果実感は軽め。

●ヤマソービニオン
2016年、つまり8年前のヤマソーはまだグラスのふちにオレンジ色が現れておらず、外観からはその年月をあまり感じさせない。香りは熟成によるメーラード反応と思われるキャラメル香が出てきており、逆にヤマソーの特徴であるヤマゴボウのような野性的な香りは落ち着いている。酸もヤマソーらしくしっかりしているとは言えまろやかに仕上がっていて、香りの熟成感とも相まって価格以上に楽しめる。

●千里 プティヴェルドー
ボルドー系の品種らしくやや黒みがかったガーネットの色調だが、向こうが見えないほどの濃さではない。2022年とまだまだ若いはずのプティヴェルドーだが、香りはさほど閉じておらず、むしろ良い感じのまとまりを見せている。味わいはブライドでテイスティングを行ったらプティヴェルドーとは当てられないと思うほどタンニンはなめらかで、果実味、旨味のバランスも大変よく、今飲んで美味しく、しかもすぐに飲み頃が過ぎてしまうほど弱い酒質ではない。また香りそのものより余韻にプティヴェルドーらしいスパイシーなフレーヴァーが感じられる。

●千里 メルロー ロゼ
ロゼというより明るい色調の赤ワインのような色合い。 ミントなどではなく木質のすっとする香りが強く、果実香は弱い。酸はしっかりしているが果実味は軽く、そのためか決して豊富ではないタンニンも渋みとして感じられる。


ということで、お気持ちのあるかた、ぜひよろしくお願いします!



バー日記、これからもゆるゆる書いていきますので、よろしくお願いします。↓ マガジン「バー日記"恵比寿の一隅から"」


※※
ちなみにバー開業顛末記はこちらです。


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さとなお(佐藤尚之)
古めの喫茶店(ただし禁煙)で文章を書くのが好きです。いただいたサポートは美味しいコーヒー代に使わせていただき、ゆっくりと文章を練りたいと思います。ありがとうございます。