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連続ラン1500日突破!
まぁボクの場合、ランというより走禅なのだけど(座禅ならぬ走禅)。
走り始めたのは2019年7月13日。
その年の3月23日の夜に突然アニサキスアレルギーになり、魚介やダシがすべてNGになり、人生最大の趣味だった「食」をほぼ失った感じになって、あまりにつらいから「もっとつらいことをしよう!」と、人生で一番嫌いだったランを始めた。
わけわからないよねw
ボクもそう思う。
でも、そのくらいつらかった、ということだと思う。
ただ、そのときはまだ「治るかも」と希望をもっていた。
3年間、魚介類をダシもエキスも含めて厳密に完全除去すればアレルギーの数値(IgE)が下がって治る可能性が出てくる、と医師に聞いて、だったら3年、1000日、完全除去を続けるために、むちゃくちゃストイックに生きてみよう、とランを始めることにしたのだった。
で、「1000日チャレンジ」と称して4thというさとなおラボのコミュニティに「いっしょにやるヒトいない?」と呼びかけたら100人くらいが乗ってくれ、みんなで1000日連続を目指すことにした。
英会話を1000日やるというヒトもいれば、noteを1000日書くというヒトもいる。お茶を1000日1000種類飲むヒトもいれば、おにぎりを1000日1000種類食べ続けるというヒトもいる。
まぁ1000日目にゴールしたヒトは数人なのだけどw、でも「継続」って大事だよね。
英会話を選んだヒトは、アメリカでスピーチできるくらいまで行ったし、おにぎりを食べ続けたヒトは特集で取り上げられるまでになった。
ボクはと言えば、どうせつらいことをするなら他にもいくつかトライしよう、と、美術検定一級とかも始め、それは3年後に合格した。
これは大きかったなぁ。
美術(美術史的な知識だけど)がたった1000日で得意科目になった。石の上にも三年ってホントだなぁ。
1000日目を迎えたのは一年半前の2022年4月7日。
雨の日も酷暑の日もワクチンの翌日も、毎日3キロ以上(平均3.5キロ)走って足もボロボロだったのだけど、「いまやめたらもう一生走らないなぁ」と実感してて、その後も続けることにしたのだった。
そのころには、もう「ラン」というより「走禅」に変わっていた。
毎日のランの20分は、自分を見つめ直し「失ったものではなく持っているものにフォーカスする」ための大切な時間になっていた。
毎日「失ったものではなく、自分が持っているもの・できていることにフォーカスしろ!大切にしろ!」とブツブツ自分に言い聞かせながら走っている。キモい。いつ通報されてもおかしくないw
走力はそれなりについているので(そりゃそうだ)、みんなにマラソンとかトレランとかトライアスロンとかに誘われたけど、全部お断りしている。
だってもうボクにとってはランではなく「禅」だから。
思考の中にレースとかイベントとかいう概念を入れることができなかった。
というか、多くの人に「毎日走るとランが大好きになりますよ」と言われたけど、未だにまったく好きになれないのも理由の一つw なんでなんだろう。
とはいえ、毎日のこの20分があったからウツの崖に落ちずに生き延びてこれたのだと思っている。ランには感謝している。
残念ながら結果的にアレルギーは治らなかった(数値が下がらなかった)。
でも、アレルギーになったからこそ得たもの、も多いなぁ、と思う。
まずはヒト。
かけがえのない友人を何人も得たと思う。
つぎに習慣と自信。
まさか続けられるとはなぁ。あれ? オレ、意外と出来るじゃん!
そして、Good Eldersもそうだ。
アレルギーで食の「強者から弱者に」なったことで世の中に対する見方が変わって、50代以上のコミュニティGood Eldersも始めることができた。
人生に無駄なことなんてなにひとつなくて。
すべてがつながっているなぁ。
1500日を振り返って、そう感じています。
とりあえず、次は2000日だな。
ゴールは2025年1月2日か。
わりと遠いw
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