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年々、当たり障りのない会話しかできなくなった



とあるスポーツの習い事をしている。

群れるというより「個」な感じの雰囲気で、その場限りというか、その時間のみをみんなで楽しむといった関係性だ。


かなり良い意味で、その希薄さが心地よいと思っている。


年代もバラバラで、話す機会もなさそうな方々と一緒にスポーツをしてコミュニケーションを取る環境って素敵だなぁ、と毎回思う。



軽く話もするが、深くは踏み込まない。

いや、踏み込めない?

いや、踏み込めなくなった。のほうが正しいのかも?




年齢不詳な方が多く、大体このぐらいの年齢かな~?と勝手に想像している。

昔なら、話の流れで気軽に色々と聞けていたが、なぜか年々踏み込んだことを聞けなくなった。

一瞬、この人だったら聞いても大丈夫そうかな~?と思ったりもするが、なぜか踏みとどまってしまう。



結婚してから転勤族ということもあり、主に職場でいろんな人を見てきた。

転勤のたびに新しい職場だったので、まだ30代ではあるが、同年代よりも多くの人と多くの職場を見てきたのでは?と思う。


今まで自分の知らなかった世界というか、こんなにもいろんな事情を抱えた方が世の中にはたくさんいるのかということを初めて知った。

良くも悪くも。

また、今まで同じような環境だった同級生であっても、30代に入ると人生って本当に分かれるなぁ~とも思った。



その年代にならないと分からない感情というか。

学生や20代の若い頃には分からないことというか、知らないほうがある意味幸せというか。




あとは、今の時代配慮すべきことが本当に多い。



そんなこともあって、もし何か事情とか抱えていたら、、とか考えだすと、もう当たり障りのない会話が一番無難になる。

爽やかな関係でいたいので、年々踏み込まなくなった。




大人になってから腹を割った友だちを作るのはなかなか難しい、と聞いたことはあるが、確かにそうだなぁ~と思った。

20代の時には全く考えたことがなかった。




この先40代、50代に突入した時、また知らなかった人生のあれこれや、知らなかった感情に出会ったりするのだろうか?


できれば前向きなことであってほしいなぁ。


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