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それ、勝手な決めつけかもよー誰かの正解に縛られない「解釈」の練習

【今日の本】DAY186

それ、勝手な決めつけかもよ
ー誰かの正解に縛られない「解釈」の練習

阿部 好太郎 著 ディスカバー  2021年

それ、勝手な決めつけかもよ

それ、勝手な決めつけかもよ (1)

“事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである”
ーニーチェ


ここ数年の間に、「自分らしい生き方ってなんだろう」という問いを自分自身に投げかけた人は、私だけではないと思う。


未来が不確実な世の中に大切にしたいたった1つのもの。
それを、この本では、オリジナルの「解釈」という。


過去の後悔も、未来の不安も、自分の正解に変えられる。
誰かの「正解」に飲み込まれそうになっていたら読みたい本。


❶[3セレクト]

①自分の知らない自分と出会う

名前は子供への最初の贈り物であり、そこには願いが込められている。

「受け取った名前✖️見出した意志」で、「こう生きたい!」を見つけていく。
受け取った名前と、長く付き合っていくのは他でもない自分自身。

自分がその名前に対して、どんな意志を見出していけるのか?


自分自身の解釈を加えていくことで、もっと愛着のわく名前になっていくのではないだろうか。

例えば「美」。羊と大を掛け合わせて「美」という1文字が生まれた。(諸説あり)
古来、神様へのお供物として羊は美しく完全であることを求められたので、「大きくて立派な羊」が「美しい」という意味を持つようになった。


両親の思いと自分の行動が重なる、名前の中には物語がある。

名前に託された両親の思いと、過去の自分の行動。

それを今、自分自身が言葉にして繋いでいく。

あなたの名前にも、あなたのまだ知らない物語がある。名前は祈りだ。

(ちなみに、わたしはこの章を読んで、涙がでた)


②自分の仕事に名前をつける

自分自身の仕事を、自分自身はどう捉えているのか?不安と期待が混じった初心。密かに抱いていた目標。それに、野心や野望。


くみ上げてきた思いを、見つめて、触って、包み込んで、自分なりに名前をつけよう。こうすると、原点回帰ができて、心が整う感覚が得られる。

例)コピーライター
広告の仕事は、紙と鉛筆で世界を変えられる仕事
例)大成建設
地図に残る仕事
自分の仕事に名前をつけることで日々のモチベーションにつながる。


③不安と心配事と同居することが、平常運転になっている今

前向きに生きようと思っていても、心拍数の高まりをノックがわりに、不安と心配事は登場してくる。

そんな時こそ、自分の中で対処するためのルールを持っておくことはとても大切。


イメージは、シェアハウス。自分の頭に、思考の部屋が何部屋かあるとする。

「希望くん」「不安さん」が住んでいる中で、時に存在感が大きくなるネガティブな同居人と、解釈をすることで、程よい距離感を保つことができる。


【解釈例】
予定のない夏→想像の旅路
気持ちがうまく伝えられない→もどかしさの理解者
STAY HOME→FAR MEETS


【現状を前向きに解釈するコツ】
「だからこそ発想」でいく!
「今はA、だからこそB」
この接続詞を頭の中で泳がせる。

“人生は、クローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ”
ーチャールズ・チャップリン


【シビれたフレーズ】
・勝手に自分を諦めない
・勝手に自分を決めつけない
・勝手に自分を見くびらない
・心がざわついた時こそ解釈の出番だ
・解釈は自分を肯定する翼
・未来に迷った時は、歴史をたどる。そこには、人間が残してきた物語がある
・一人一人の感想は、それぞれに色を持ってた花束のようだった
・自分とタイアップしよう!
・自分自身が本当に思うこと、本音を手放さない
・言葉は「勇気」
・過去は変えることはできないが、その捉え方や意味は更新できる
・両手で水を救うように、過去の「あの感情」を受け止めよう
・「なんでわかってくれないんだ」もし、そう思ってしまったら、それは自分の奢り
・歳月が薬(韓国のことわざ)
・「何をいうか」が知性、「何を言わないか」が品格、「私あの時なんであんなこと言っちゃったんだろう」が人生
・自分コンセプト=おにぎりの具のようなもの。鮭おにぎりから鮭を取ってしまえば、それはもう鮭おにぎりではない


❷[マイエピソード]

経験が増えるほど、賢くなっている反面、生きにくくなる部分もある。考えなくてもいいことを考えてしまったり、過去が足枷になることはたくさん経験した。
子供は自由。思考が凝り固まってないからだ。子供のような柔軟性を常に持っていたい。そのためにも、いろんな出来事を自分なりの解釈で捉えていくことが、ほんとうに大事だと思う。


❸[今日からのアクション]


感情と自分の仕事に名前をつける


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↑ 今月からはじめた「フィットネスバイク読書」の様子

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