人生の悩みが消える「自問力」
【今日の読書旅】Day122
人生の悩みが消える「自問力」
堀江信宏 著 ダイヤモンド社 2017年
堀江さん、残念ながら、3年前に逝去されてしまいましたが、
コーチングの普及にとても貢献された方だと思います。
今まだ生きている私たちのために「価値ある5つの質問」をくださいました。ありがたく受け取ります。
1冊の本の1メッセージには、著者の汗と涙と努力の結晶がたくさん。
本って本当に素晴らしい。
❶[3セレクト]
①うまくいく人の問い
難しい仕事に直面した時、
「難しい仕事だな、どうすれば自分にできるだろう?」と考える。
一方、10年目の前の景色が変わっていない人は、
「難しい仕事だな、自分にできるかな?」と考えてしまう。
このように自問自答の違いが、人生を大きく左右する要因になっている。
「どうすれば自分にできるだろう?」は、「自分にできるかな?」の何が違うのか?
「どうすれば自分にできるだろう?」は、”実行を前提とした自己対話”になっている。
②正しい答えに道びく5つの質問
・質問1、「自分が得たい結果は何だろう?」
(問題を「自分ごと」として捉える質問)
・質問2、「どうして、自分はそれを得たいのだろう?」
(自分の目的を明確にする質問)
・質問3、「どうしたら、それを実現できるだろう?」
(可能性に目を向ける質問)
・質問4、「これは、自分の将来にとってどんな意味があるのだろう?」(いい意味づけをする質問)
・質問5、「今、自分がすべきことは何だろう?」
(自分を動かす質問)
③「一番考えるべき大事なこと」に集中するとしないことのデメリット
○「生きさえすれば、それでいいのだろうか?」
○「どういう人生を送るために生きたいのか?」
✖️「自分は、なんてダメなんだろう・・・」と自己否定に走るようなパターン(最悪パターン)は、自分で悩む要素を増やしてしまい、脳の容量を圧迫してしまう。
ワーキングメモリが働かなくなり、仕事のスピードも落ちるし、判断力も鈍ってしまう。
多くの人は、状況が大きく変化するまで、思考停止を続けてしまう。
「こんなことなら早く動いていればよかった」と後悔することになる。
「仕事はこの先、一体どうなるんだろう」
「一体、これからどうなってしまうんだろう」
これらの質問は、「外の状況」に目が向いていて、問題がいつも「他人事」になっているので、解決されない。
+1:できることからはじめてはいけない
自分の能力を超えるような問題にぶつかった時、「とりあえず、できることからやっていこう」という結論いたる人がいる。
けれど、そうした場合、現状の問題が解決されることはほとんどない。なぜなら、一見、前向きなようで、行動の限界を作る決断にほかならないから。そもそも今まで、「できること」をやってきた結果、うまくいかなかったのに、これではうまくいくはずがない。何も状況は変わらない。
❷[マイエピソード]
クライアントさんたちで、うまくいく人たちは、100%「実行前提の質問」をする。結果は、行動ではなく、行動の前の「質問」で決まるのが、クライアントさんたちの実践プロセスを見ても顕著。
❸[今日からのアクション]
毎日5つの質問をする。以上!