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【本について】Day218

タイトル:TAKE NOTES

著者:ズンク・アーレンス(教育、社会科学分野の作家)
出版社:日経BP

【要約】

”メモをとれば、自然とアイデアはやってくる”
”メモはとればとるほど財産になる”

アウトプットが自然とできるようになるには?

アウトプットは、「白紙」からは生まれない。
ではどうすれば?それには、「新しいメモのとり方」が必要。


新しいメモの取り方を、”ツェッテルカステン”と呼ぶ。
それは、学ぶための訓練装置。毎日続けることで、思考を構造化し発展させることができる。


私たちは、メモを整理する構造・枠組みを持っていれば、脳の制約を補うことができるため、思考に集中できる。

ツェッテルカステンの仕組みはシンプルで、「メモと箱」から成る。
メモは3種類。1、「走り書き」2、「文献メモ」3、「永久保存メモ」
この仕組みを正しく使えば、誰でも脳に負担をかけることなく、良質なアウトプットをし続けることができ、仕事の生産性を上げることができる。

貯めたメモと思考の枠組みは、財産になる。

【WHO】

執筆者のため
白紙に向かい、思考停止になる人
なかなかアイデアがわかない人


【WHY】

なぜ、書くのが難しくなるのか。それは、準備していないから。
白紙の神話=書くことは、白紙から始まると思わされていることが「苦労の原因」
・頭の中に入っているだけでは不十分→仕組みが必要
・書かない限り、体型的に考えることはできない
・成功を決めるのは、頭脳ではなく「やり方」
・意志力は有限。長続きしない
・書くことは、一直線のプロセスではない
・1箇所にメモを集めるだけでは、メモの山ができて終わり
・脳を記憶で占めてしまうと、考えるための容量が減る
・短期記憶の容量を無駄にしない
・ストレスを感じているときに、急に行動を変えるのは困難


【WHAT】ツェッテルカステン

賢いメモ術(新しいメモのとりかた):ツェッテルカステン
ツェッテルカステンは、ニクラス・ルーマンの方法。

メモのとりかたを発明。(1番の楽しみは「読書」30年で、58冊の本と数百本の記事を発表)
「どう分類すれば、ひとつのアイデアをさまざまな文脈に関連づけられるか」からスタートした。

・書き、学び、思考する時間や目的に制限のないプロセスに適したメモのとり方が必要
・頭の中で考えを組み立てから引き出すより、考えを書き留めたものを手元に用意する方が、比較にならないほど楽
・意志を使わなくてもすむ体制を整える(ワークフロー)
・構造・枠組みがあると、優れた集中力を発揮できる
・自分の言葉でかく(超重要!)
・やるべき仕事から気を逸らすものを減らす
・対話のパートナー、アイデアの生成装置、生産性のエンジン
・思考を構造化し、発展させる
・生産性の秘密
・メモ以上の価値
・偉大なアウトプット
・信頼性の高いメモの蓄積
・外部化して脳を休ませる、脳に負担をかけない、気の散っていない脳の状態が手に入る
・脳の休息は、学習に欠かせない→注意力の回復、思考に集中
・外部化して、つながりを自分の脳の外に作る


■思考するために書くこと

・真の学習
・教養になる
・思考を集めるだけではなく、互いに結びつけて、新しいアイデアを思いつくきっかけにする
・手書き(書くこと=翻訳すること)自分の言葉で書くことがとても大事!(つながりとパターンは記憶に定着し、想起しやすくなる)
・覚えるために必要なのは、すでにある情報を結びつけること
書く
・目の前のアイデアを一連の文章にするだけ
・読んだ内容を理解・学んだことを覚える・意味のある思考
・脳から追い出すことができる
・本当に重要な意思決定のためのリソースを残せる
・書くことは考えを整理最善の方法
・自分を客観視できる
・書いたものは自分の思考そのもの
・考えるための足場ができる
・書くことの課題は、学習するよりも理解すること
・考えることをアシストする
・アウトプットへの道筋ができる


【メモの数=価値】

・財産=アイデア
(アイデアは準備から生まれる、生み出すには読書が必要)
・新しい洞察を生む
・脳は繋がりのある情報を持っているほど、新しい情報を古い情報に結びつけることができる⇄単独の事実を記憶する能力には限界あり
・価値ある習慣
・いかに毎日に入れ込むか(複利)
・シンプルな繰り返し
・確実に自分の知的成長のためになる

メモ
1、走り書き(書き留める、かき捨て、放置すると価値が下がる)
2、文献メモ(何かを読むたびにとるメモ、長さはごく短く、自分の言葉で、絶対にすてない)
3、永久保存版メモ(文献管理システム、文献メモを元に、メインのツェッテルカステンに入れる)


【WHAT2】

2種類のツェッテルカステン
1、メイン
2、補助的:文献管理用、参考文献と内容に関する短いメモ


【WHAT3】深い読書

・将来のための無数のアイデアがためておける
・書くことの主な源泉
・関連性の高い内容に集中できるようになる
・優れた読者は、あるアプローチの限界を認識し、テキストで言及されていない内容を見抜くことができていた
・テキストの主旨を短い言葉で書き留めることが大事


【HOW】

メモの習慣を変えるには
今までの方法に戻りたくなる段階を乗り越える


【響いたMESSAGE】

時間をもっとも有効に使う上で、読書をすることは理にかなっている
正しく学習するとは、理解すること
テーマは勝手にメモから出てくる
私たちの学びの大半は、偶然から生まれる
ものを覚えるために必要なのは、記憶ではなく理解
ただのシンプルなアイデアが、世界を変える
あなたが誰であるかは関係ない。あなたが何をするかが重要。
必要な仕事を賢くやれば、成功につながる
本当に時間の無駄になるのは、アイデアを書き留めなかった時
記憶をするためにメモをとるのではなく、思考するためにメモをとる
これまでやってきたことをやり直すのではなく、これからのやり方を変える
もっとも優れたツールを使ってもそのツールを組み込む日課を変えなければ、生産性が大きく上がることはない
ひとつのアイデア、ひとつのメモの価値は、文脈によってきまる。そしてその文脈は、必ずしもメモを採録した文脈とは限らない。
やりたくないことをやらなかったからこそ、印象深い仕事ができた
成功とは、強い意志力と抵抗に打ち勝つ力の産物ではなく、最初から抵抗を発生させない賢い仕事環境の成果である

【ACTION】

読む→考える→書くを習慣化する


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