はじめましての玄米麹つくり3/3-赤ちゃんと麹にできるのはのびやかに育つように環境をそっと整えることだけだ
[考察]
すべて糀になったが、袋の中心辺りは、ぱらぱらとした独立型となった。
これはもしかすると、毎日袋から出して混ぜるよう習ったにも関わらず、せっかく袋の形で落ち着いてるのに出したら崩れるなーこのまま袋の形で糀プレートになってほしいーと、我欲満開で袋のままもみもみするというアレンジをしてしまったからからかもしれない。
[課題]
伝統技術を習いにいって初回からアレンジはないです。
反省。
次回基本やります。
[フラッシュバック]
育成記録中のセリフは心の声。
ではなく、現実に出てしまっていた声。
そして、気がついた。
熱が高いとうろたえ、汗をふきガーゼを換える作業のおぼつかなさは、一人目の育児のようではないかと。
初日はまだちょっと他人行儀な、でもだんだん慣れていく声かけも。
[麹と赤ちゃんに共通している点]
麹と赤ちゃんに共通しているのは、自ら育ちゆく力がすでに内包されているところ。
おとなは、麹や赤ちゃんが自分ではできない部分に手を貸す。
よりのびやかに育つように環境をそっと整えるだけだ。
そんな風に感じた夏の午後。
とはいえ、、糀も赤ちゃんも、それぞれが自分のありたいようにあるだけだ。
見ているわたしが勝手に感じているだけ。
自然にあるものはいつもそう。
こうして観察できて、いろいろ感じられることはなんと楽しいことだろうか。
[麹に意思があるならこう感じているかもしれない]
日本の国菌・麹。
季節や気候の変動の中でも安定して豊かな糀を育てるには、伝統の技術、絶妙の勘、真摯な手仕事が必要だ。
数年前から麹や発酵のすばらしさと料理のアイディアが惜しみなく伝えられるようになった。
そのおかげさまでわたしたち誰もが、栄養価高く、簡単で、環境にやさしく、心にゆとりある食卓を取り戻せるようになった。
もし麹菌に意思があるとしたら、日本の食卓に元の気が戻り、かつ斬新で新しい食卓に進化することを楽しんでいるかもしれない。
そして糀料理や周知に関するインスピレーションにも一枚噛んでいるかもしれない。
そんな妄想も楽しみつつ、わたしはまず基本をいたします。
もうしばらく練習したら、数字を入れてもう一度まとめたいと思っています。
明日はてらこや田んぼの様子を見に行きます。
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