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出版社に勤務して40年、2024年6月に退職し業務委託契約で週2〜3日年金図書の編集者…

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出版社に勤務して40年、2024年6月に退職し業務委託契約で週2〜3日年金図書の編集者として就労しつつリスタートの道を模索中。会社員リタイア後の新生活や知っておくとちょっと役に立つかもしれない年金情報について書いていきます。

最近の記事

さらば故郷。92歳母の引っ越し山陽道爆走490km

92歳の母に付き添って弟の運転で山口から京都へ引っ越し。 11月1日、シエンタに引っ越し荷物をパンパンに積み込んで助手席に母、後部座席の荷物の隙間にわたしがおさまり、11時半に山口市を出発しました。 山陽道に乗り京都まで約490kmのドライブです。 朝からの雨が強くなり荷物の隙間から見える山並みは灰色一色、水墨画のようでした。 要介護2の母の体調を考えて、新幹線での移動か車か迷ったのですが今回は車移動で正解でした。 ルートのほとんどが高速道路で必要に応じてSAで休憩できたこと

    • 職場で心が折れそう? 「でも平気です」

      「でもそんなことわたしは平気です」 大河ドラマ「光る君へ」のファーストサマーウィカさん演じるききょう(清少納言)のセリフです(第19回 2004年5月12日放送)。 主人公のまひろを伴い内裏の登華殿へ上がったとき誰の嫌がらせか廊下に撒かれたトゲトゲを踏み「いたっ」と声をあげたまひろに「なにか踏みました?」とすまし顔で声をかけ「わたしは3日に一度はなにか踏みますわ〜」と言いはなったききょう。 かっこよかったですね。 誰にでもあります。職場で理不尽な目に遭うことが。 1000

      • 退職後に選んだ好きな道

        64歳で退職してもうすぐ3ヵ月になります。 退職後は、週2〜3日、元いた職場で業務委託契約という形で編集の仕事をしています。 まだまだフリーランスと言えるほどの仕事量ではなくて、フリーな立場の編集者というところかな?と思っています。 退職後は社員としての仕事がなくなって、寂しい気持ちになるのかなと思いきや、好きな編集業務に集中できるようになったことで、仕事に対する愛情が増した感じがします。 若者と高齢者は熟年層よりも幸福だという「幸福度Uカーブ」という説があるそうですがそんな

        • 64歳で会社員リタイア。たくさんの幸せに気がついた

          40年続けたフルタイムワーカーを卒業。これからは自分に正直に、仕事のしかたや暮らし方を見直して、幸せに歳を重ねる工夫をしていこうと決めました。会社員リタイアからリスタートをめざした日々の記録です。 父が倒れた! 正月の弾丸帰省 2023年1月2日の夜、94歳の父から「すぐ帰ってきて」と電話がかかってきました。 翌日早朝の新幹線で東京から山口へ。 腰が痛いという父を整形外科で診てもらうと圧迫骨折が判明し、入院は不要と言われ自宅で様子を見ることになったものの高齢の母に父の看護

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          会社員をリタイアしてワクワクしたこと

          ようやく少し秋めいてきましたが、この夏はホントに暑かったですね。 今年の夏はわたしにとって特別な夏になりました。 40年間勤務した会社を退職しました。 現在、リタイア後の新しい暮らしを楽しみつつ、リスタートを模索中です。 退職を決めたのは定年後再雇用3年め、63歳のときでした。 65歳まで勤務することもできたのですが、実家の事情でフルタイム就労が難しくなったので会社に申し出て64歳で雇用契約を満了しました。 編集の仕事が好きなので完全リタイアはしたくなくて、いまは業務委

          会社員をリタイアしてワクワクしたこと

          会社員を卒業してこれからは自分の好きなこと、得意なことで生きていく

          2024年7月、40年勤務した出版社を退職してフルタイム就業から一転、フリーな立場の編集者になりました。 退職したばかりで、開業はしていませんが業務委託契約で編集の仕事をうけています。 64歳の自分がこれから再び会社員を目指せるのか、フリーランスとしてやっていけるのか、まだわかりません。 これから自分のできること、自分にとってほんとうに必要なことを見極めて、リスタートしたいと考えています。 会社員でなくなってうける仕事の量も質も変わりましたが、よかったと思えたことが多かった

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          会社員の年金は2階建て。老齢基礎年金と老齢厚生年金はいくら受けられる?

          「会社員は2階建ての年金が受けられる」…って聞いたことがあるでしょうか。 会社員が受ける国の年金は老齢基礎年金と老齢厚生年金。 それぞれどれくらいの額が受けられるのでしょうか。 老齢基礎年金はいくら受けられる? 老齢基礎年金は職業を問わず全国民が共通に受ける2階建て年金の1階部分です。 20歳から60歳になるまで40年間加入して保険料を納めた場合に満額で約81万円が受けられます。この満額の年金額は毎年度決め直されていて、2024年度は816,000円(69歳以上は813,

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          2023年度の年金額は賃金・物価の上昇をうけてアップ!

          1月20日に厚生労働省から2023年度の年金額改定が公表されました。 年金の価値が守られるように、国の年金額は賃金や物価の変動率などを反映して毎年度改定されています。 2023年4月からの満額の老齢基礎年金額は795,000円(68歳以上の人は792,600円)です。 2022年度の777,800円よりも、年額で17,200円(68歳以上は14,600円)アップしました。 67歳以下は795,000円、68歳以上は792,600円に改定 国の年金額の改定率は、物価と賃金の

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          2024年4月から在職中の年金停止の基準が48万円から50万円に緩和されました

          働きながら年金受給をする場合、給与の額によっては年金が全額または一部停止されることがあります。 この年金停止の基準が2024年4月から変わりました。 働きながら年金を受けている方は、この変更で受け取る年金額がアップしたかもしれません。 在職中の年金停止のしくみはどうなっている? 厚生年金に加入して働きながら年金を受けている場合は、年金が全額または一部停止されることがあります。停止額はどのように決まるかというと、給与と年金(月額)の合計が基準額を超えるとその額の2分の1の年

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          あなたは65歳前に「特別支給の老齢厚生年金」を受けられる?支給開始年齢早見表で確認しよう

          国の年金は65歳から受けるのが基本ですが、一部の年代の人は65歳前から「特別支給の老齢厚生年金」が支給される場合があります。 年金は本人が請求手続きをしなければ受けられません。 年金のもらい忘れがないように、ご自身の支給開始年齢を把握しておきましょう。 支給開始年齢は60歳から65歳に段階的に引き上げられている下の図は、生年月日ごとに年金の支給開始年齢を示したものです。段階的に支給開始年齢が60歳から65歳へと引き上げられているのがわかりますね。女性は男性よりも5年遅れのス

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          年金は何歳から受けられる?支給開始年齢を把握してしっかり備えよう

          国の年金を何歳から受けられるか(支給が開始されるか)は、その人が加入していた年金制度や加入期間、生年月日によって決まります。 老齢基礎年金と老齢厚生年金は65歳から受けられますが、厚生年金の加入期間が1年以上ある人は65歳前に「特別支給の老齢厚生年金」が受けられる場合があります。 今回は年金の支給開始年齢のお話です。 10年以上の加入期間があれば65歳から老齢基礎年金が受けられる 老齢基礎年金は、10年以上年金制度に加入した人なら職業を問わず誰でも受けることができる全国民

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          年金のモヤモヤをスッキリさせたくて

          いつもお読みいただきありがとうございます。 年金の話をしようとするとなぜかモヤモヤするのは、それがお金の話だから。 いつかは手にする年金だけど自分にはまだまだ遠い話。 年をとってから国からもらうお金について何か知らなくて困ることある? と思われるかもしれません。 でも、知っておくとちょっと役立ってモヤモヤがスッキリする年金情報は意外にたくさんあります。 そんなスッキリ情報を少しずつ発信していけたら誰かのお役に立てるかもしれないと思い、noteを始めました。 年金制度を丁寧

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          年金の繰下げ受給はここに注意!選択を間違うとかえって減額に?

          繰下げ受給をして年金を増額するはずが、選択を間違うとかえって減額になってしまうケースがあります。 そんなことにならないように、知っておきたいのが繰下げ受給と加給年金額の関係です。 加給年金額は繰下げ受給の対象外 厚生年金に20年以上加入した人に扶養家族がいる場合は、65歳から受ける老齢厚生年金に加給年金額という加算がつく場合があります。 (加給年金額の詳細については『厚生年金につく扶養手当「加給年金額」ってなんだろう』をご参照ください。) 加給年金額は繰下げ受給の対象外で

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          年金繰下げ受給の基本のき

          65歳から受けられる年金の受給開始を66歳以降に遅らせて受けると年金を増額することができます。これを年金の繰下げ受給といいます。 どれくらい年金を増やせるの? どんな手続きが必要? 今回は繰下げ受給の基本的な仕組みと手続きについてのお話です。 繰下げ受給の増額率は1ヵ月あたり0.7% 65歳から受ける老齢基礎年金・老齢厚生年金は、繰下げ受給によって年金額を増額することができます。その場合、繰下げ1ヵ月につき0.7%年金額が増額されます。 たとえば66歳1ヵ月まで受給開始を

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          厚生年金につく扶養手当「加給年金額」ってなんだろう?

          年金見込額がわかる「ねんきん定期便」はライフプランには必須の情報ですが、ねんきん定期便には載っていない年金情報もあります。今回は厚生年金につく「加給年金額」についてのお話です。 加給年金額は厚生年金につく扶養手当 年金版の扶養手当といわれる「加給年金額」。妻や子(18歳の年度末までの子等の条件あり)などの扶養家族がいる場合は65歳から受ける老齢厚生年金に加給年金額がつく場合があります。 配偶者加給年金額は年額約40万円(2022年度の額。1943.4.2以降生まれの場合)

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          65歳時に年金の繰下げ受給を選択したけど取り消せる?

          65歳で繰下げ受給を選んだので年金請求をしていないけどやっぱり繰下げを取り消して、遡って65歳の分から年金を受け取りたい。 そんなときは手続きをして65歳からの年金をまとめて受け取ることができます。 請求前なら繰下げ受給の選択を取り消せる 65歳は年金選択の分かれ道。 すぐに年金を受け取り始めるか繰下げ受給を選んで増額した年金を66歳以降に受け取るか。 年金が増えるならお得、と繰下げ受給を選び年金請求を先延ばしにしているケースもあると思います。 でもやっぱりお金が必要にな

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