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【本日のレジェンド2】三井寿「なぜオレはあんなムダな時間を・・・」

「負けたことがあるというのがいつか大きな財産になる」
という言葉を本当に実現した【レジェンド】たち

そんなテーマでこのnoteは書き進めて行こうと思います ^ ^

・・・とは言いつつもいろいろ模索中でして、
私のnoteはいろんな投稿しつつも
その中の柱となるテーマがこの

「負けたことがあるというのがいつか大きな財産になる」
という言葉を本当に実現したレジェンドたち

という方向でいきたいと考えています ^ ^

また投稿していく中でいい形を見つけていきたいな、
と思います!



さてさて、本日のレジェンドはこちら


スラムダンクの

三井寿

ミッチーです ^ ^

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「負けたことがあるというのがいつか大きな財産となる」

という言葉は、分かる方は分かります!

スラムダンクの最終巻に出て来る
名言中の名言なんですね。


と、いうことは・・・


ここはちゃんと、スラムダンクの説明を
最初の方にしておかねばならないのではっ!!

と思って今日はミッチーをご紹介させていただくことにしました。



私はバリバリのスラムダンク世代ですし、
バスケもしてました、
中学、高校、大学で!
(大学はサークルだけど)


で、当時は「バスケのマンガ」で、
「めちゃくちゃおもしろい」くらいに思っていなかったのですが、

大人になって驚愕の事実を知るのです・・・
Σ(゚Д゚)Σ(゚Д゚)Σ(゚Д゚)




作者の井上雄彦さんがスラムダンクをかくときに
こだわったことが



「登場人物に必ず欠点をもたせること」





確かに・・・そう、そうなんです。
スラムダンクの登場人物はそういう視点で見てみると
人間的にも、プレイの面でも必ず欠点があります。

主人公の桜木花道は初心者で、
分かりやすく言えば中学まではバリバリのヤンキー。

初心者だから思い通りにいかないことばかり。



・・・でも、だからこそ、
自分でも目を背けたくなる欠点を
どうにかこうにか真正面から受け止めて、
さらにそれを乗り越えようとする姿が

人間として美しい。




スラムダンクって、
そんなマンガなんだなあって知って
大人になってから再度ハマりましたっ!







全国大会に出場した湘北高校、
山王戦では後半で一気に20点以上の点差を
つけられてしまいます。

しかもそれぞれの欠点を嫌というほど
突きつけられるような形で・・・


そこは「過去最強」とも言われていた山王高校のメンバーが
試合前に対戦校の湘北高校のビデオを入手し研究して
バッチリと見抜かれていたんですね。




・・・普通なら、そこでもう嫌になって諦めて終わりでしょう。
実生活でも、仕事とかでも、そういう人が多いと思います、正直な話。


「自分には合わなかった」とか、
「もっと違うことをしよう」とか言って。



バスケしてる人だったらよく分かると思いますが、
後半スタートして一気に20点差って言ったら
もう、相当な点差です。ぼろ負け確実です。

そうなったらきっと、
クールに諦める人が多いと思うんですよね・・・今の社会だと。


一生懸命にやればやるほど、
自分の欠点を自分で嫌と言うほど突きつけるようなものなので、
そうなるよりかは、もうクールに諦めた方がかえってカッコよく
終われるかもしれませんね・・・





ただ、湘北高校はそうはならなかったんですね。

もっともらしい理屈なんてないし、
カッコよくなくったっていい。


どうしても負けられなかったから




そんなスラムダンクの登場人物の中でも
なぜ今回、ミッチーについての記事を書こうかと思ったかというと、

一番ミッチーが、


「自分の欠点をどうにか乗り越えようとする」
という姿がはっきりと描かれているから。



・・・しかも、読者もどこか自分と重なり、
感情移入もしやすい。

詳しくはこちらに書かれていました。
そうそう、三井って、そうなんです、そうなんです!


ヒーロー物語の典型とも言うべき、順調に行ってたものが1度挫折し、
師匠と出会い復活すると言う人々が心を熱くする物語の
ストーリーの典型に当てはまる三井寿のストーリー。

そして人間離れした赤木や桜木、流川といった真似できない
キャラクターではなく現実的にあり得るレベルで
バスケがうまいと言う設定。

人気が出ないわけがありませんよね。


中学のときはスーパープレイヤーで県のMVPに。
 
ただ、高校に入ってすぐケガをしてしまい、
バスケができなくなって、

・・・そこから完全に道を外してグレてしまいます
Σ(゚Д゚)


ちょっと膝が治りかけた時についつい調子に乗ってしまい
治ったと嘘をつき練習に復帰します。

完治していない状態で激しい練習を再開したので
すぐに膝の怪我が悪化。再入院することに。

結果これが原因でインターハイ予選には
間に合いませんでした。

予選の湘北高校の試合を、赤木剛憲がレギュラーで活躍する姿を
観客席から見つめた三井寿はここで人生初の挫折感を味わいました。


3年になって、生意気な後輩がバスケ部ばかりということに
一方的に怒りをあらわにして
バスケ部に集団でケンカを吹っ掛けに行く訳ですが、

実はそこまでバスケ部にこだわるのは

自分の中に「バスケがしたい」という
気持ちがあったから・・・     

ケンカをきっかけに自分で目を背けて続けていた
自分の気持ちに気付いてバスケ部に戻ることになったんですね。



道を外してしまっていた期間はミッチーにとっては

「闇の過去」。


ブランクがあるから体力が追いつかない。
スタミナが試合の最後までもたない。

試合中にフラフラするし、
目がチカチカしてしまうようなことも。



そしてどうしても、
こう思う気持ちを止めることができないんです。

「なぜオレは、あんなムダな時間を・・・」


言葉を補うとすれば、

あんなムダな時間を過ごさずに
足が完治してからちゃんと復帰していれば、

もっとうまくなっていたはずなのに、
40分間、全力で動いていても大丈夫くらいな
体力はついていたはずなのに・・・
 

 


バスケじゃなくても、ミッチーと境遇は違っても
ふとしたときに自分のことを振り返って、

「なぜあんなことをしてしまったんだろう・・・」と
同じようなことを思ってしまう方、

きっと多いのではないのでしょうか・・・?




過去は変えられないと分かっているのに、
うまくいかないことがあったり
思い通りにいかない壁に遭遇してしまうと

過去のことを思い出して
ものすごく後悔してしまう。




それでもなんとか乗り越えようとするから、
それでも「勝ちたい」という気持ちが止められないから、
それでもバスケが好きだから

読者の方も自分と重なって、


ただ、自分にはできないことをミッチーが代わりに
やってくれているかのように投影させて見てしまうから、

ハラハラしながら
「ミッチー頑張れ」という応援の気持ちを
止められないんですね、
きっと。



「闇の過去の自分」を背負いながら、
後半の早い段階で体力的に追い詰めれれて
フラフラになりつつ

そんな自分を自分自身で乗り越えて、

「それでも、オレが決める」

と思えたときが、ミッチーの本領が発揮されるとき。
 
 
 
 
 
面白いことに
他のキャラクターは自分を活かすために
パスを出す、という選択をすることもあるのですが

ミッチーに関しては
「自分が決める」と3Pをガンガン打ちに行くときが
誰にも止めれないくらいに絶好調になります。



本当はパスが出せるときでも、3Pを打ちに行く。

でもそこに至るまでは絶対に
「過去を乗り越える」というところを通過することが
ミッチーにとっては必要で、

そこを人間的にきちんと描いているのが
またスラムダンクが本当にすごいところなんだと思います。


ちなみに私はスラムダンクの中でもこちらの動画!

1:12:00あたりからの・・・

ラスト1分切っていて、5点差で負けている、

でも、どうしてもひっくり返したい、勝ちに行きたい!!
ただ、1分で5点はかなりキビシイのでは!?
というシーン。


ルカワにパスが行くか!?と思われたところに
実はミッチーが(たぶんフラフラになりながらも直感的に)走っていて、

パスをもらっての、
フェイクからの、3P・・・

バスケットカウントワンスローの4点プレイで

一気に1点差にまで詰め寄ったこの場面が
一番好きですね。


何度見ても泣けます(T T)





「負けたことがある」とか、あとは「欠点がある」
ということは、ダメことのように思われがち。

ただ、スラムダンクで湘北高校が
格上の山王高校に

「勢いで勝てた」

のは、特に湘北のスタメン5人が

大きな欠点を背負っていたからなんじゃないのかな、

と思うんです。




実力では、圧倒的に山王の方が上。

ただ、欠点をまざまざと見せつけられて、

それでも「勝ちたい」という気持ちが止められなかった
からこそ

試合中でも、もう、どうにかしてでも
その欠点を乗り越えようとする。


普通なら諦めてしまうようなところでも
諦めきれないのは

欠点をこれほどまでにつきつけられても
もがき続けるから。


・・・これが欠点がない人間だったら
そんなにもがくことはなく、

「あ、もう勝てないんだ」と悟ってしまうのが
もっと早いのかもしれませんからね・・・



とは言いつつも、

諦めきれなくて闇雲にやっているだけかというと
それもちょっと違う。



山王戦の途中には、
同じ神奈川代表の海南高校、清田信長が
試合を見てふとこんな悔しそうな言葉を心の中で
つぶやくシーンがあります。


「流川といい、桜木といい、
こいつら・・・
どんどん変わっていきやがる・・・!」



・・・そう、スラムダンクで描かれているのは、
欠点だけじゃなくて、

【成長】。


これってとても大事なことだなあって。



欠点を受け止めつつも、
それをどうにか乗り越えようと、

「成長」

していくんです。




これからさらに引き続き

「負けたことがあるというのがいつか大きな財産となる」
という言葉を本当に実現したレジェンドたち

というテーマでお届けしていくにあたり
既に何名か書きたい人が私の頭の中に浮かんでいます。



その「レジェンドたち」に共通していることが、
今気付くだけでも2つ。

ひとつめに、

「どうしても止められない、やりたいこと、
成し遂げたいこと、大好きだという気持ちがあった」

こと。

(前回のスティーブ・ジョブズも
“I still loved I did”と語っていましたね ^ ^ )




そしてふたつめに、

「負けたことや自分の欠点を乗り越えて、
【成長】した」

こと。




「自分も【レジェンド】のような人生を歩みたい!」
という方もたくさんいると思います。


さて、あなたには
自分でも止めようと思っていたのに
止めることができなかったような衝動
や、

「大好き」な気持ちが溢れてしまった経験って、
ありますか?



そして、あなたはこれから
【成長】していきたいと思っていますか?



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このnoteは

「負けたことがあるというのが
いつか大きな財産になる」という言葉を
本当に実現した【レジェンド】たち

というテーマでお届けしています ^ ^


「負けたことがあるというのがいつか大きな財産になる」

というのは、スラムダンクの最終巻に出て来る
名言中の名言!!ですっっ!!


次回のレジェンドは・・・

最近ご結婚を発表されて「おお~!!!Σ(゚Д゚)」
と思ったこの方、

篠田麻里子さん

をご紹介したいと思います!!


って、スラムダンクのミッチーから
だいぶジャンルが変わり過ぎじゃ・・・?


いいんです、いいんです!
彼女も間違いなく、

「負けたことがあるというのがいつか大きな財産になる」
という言葉を本当に実現した【レジェンド】


ですからねっ!!


それでは次回も、
どうぞお楽しみに (^^)/




★☆★☆★

おまけ。

実は湘北のスタメン、5人目のメンバーは
当初は桜木花道の中学時代からの親友(悪友?)

水戸良平にする予定だった・・・なんて
都市伝説的な情報も発見。

最初はミッチーはただ不良として
登場したのだけれども
途中で井上雄彦さん自身がミッチーに
感情移入してしまって、とか・・・? 
 
 
 
真偽はいかに?



ただそうですね、
ふと思うと・・・

スラムダンク、

S→桜木のS
L→流川のL
A→赤木のA
M→宮城、三井のM

だなんて、作者の井上雄彦さんは気付く人は気付くかも?
というような伏線を
いくつも張り巡らしていたりしますΣ(゚Д゚)
 
 


これで言うと、確かに

M→水戸のM

でもあってるんですね。



あくまでも私の推測ですが、

スラムダンクの連載がスタートして
想定していた以上に人気が出て、
日本にバスケットブームが起きるくらいにもなって・・・ 
 
その状況を見て、
当初の予定よりももっと連載を長くしよう、
そしてもっともっとストーリーを
人間的に奥深いものにしよう、と少し方向転換し

そんな背景もあって、
過去がこれだけ深く描かれていて
読者がこんなにも感情移入してしまう

「三井寿」

という登場人物を生み出すきっかけになったんじゃないでしょうか・・・?

あくまでも、私の推測ですけどねっ!



大人になった今の方が、
ミッチーの気持ちが痛いほどに身に染みるなあ・・・

しみじみ。

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