休職して2か月の心境など

適応障害と診断されて休職して2か月が過ぎた。

休職したての頃は、休むってことがわからず無駄に考えたり動いたりしたし、だんだん体調が戻ってきたと思ったら不調になって不安になったりもしたけど、いまは心も体も落ち着いてきた。
あ、完全に落ち着いてるんじゃなくて、大きすぎる不安とか恐怖に支配される時間が少なくなってきた、という感じが合ってるかも。
来月からリワークも始まる予定だし、休職期間はあと数か月続きそうだけど、今に至るまでの自分を振り返ってみる。

はじめの2週間くらい

何を考えて何をして過ごせばいいのか混乱していた期。
休職になるなんて考えもしなかったから、当然引継ぎも何もしていない状態なわけで、やりかけの業務とかこれから携わる業務とかどうしよう・・・チームの人たちにもお世話になってる先輩にも何も伝えてないよどうしよう・・・とぐるぐるして、上司に禁止されていた「Teamsやメールを見る」を何度かやってしまい注意されることもあった。

いいから何もしないで休め！！と当時の自分に叫びたい。
けどこの休むということを理解するのが本っ当に難しかった。
医師にも上司にも職場カウンセラーにも夫にも何度も何度も言われたな…
休職前は、眠れないし食べられない日が多かったので、まずは寝ることと食べることをできるようになるまでは何もしないことにしたら、だんだん落ち着いてきた。

このときは、いつも書いていた日記を書く気力もなく、たまに書いても「なんかもうよくわからん」とか「このままじゃいけない気がする」「上司への不信感」「これからどうしたらいいのか考えようとするとはきそう」などの文字がぽつりぽつりとあって、しんどかったんだなぁと思う。
・・・つい2か月前くらいのことなのにぼんやりしていて遠い昔のよう。

休職して1か月経った頃

1時間近く散歩したり、カフェで集中して本を読んだりできる日もあれば、朝なかなか起きられない日もあって、安定しない日々。
医師には「順調に回復してきている」と言われたが、そんなことないよ・・・復職のイメージができないし戻る気力も今はないよ・・・と思っていた。そういうのを医師に伝えられず、ひとりで悶々することがよくあった。何度目かの通院で、「生活リズムは不安定だし食欲もあったりなかったりで、全然回復している気がしません！」とようやく伝えられて、いったりきたりを繰り返しながらよくなっていくから焦らずいきましょうと言われ、少し安心した。
受け身じゃだめだ、自分の状況や気持ちを言わなきゃ、とこの頃になって気が付いた。

また、職場の上司とカウンセラーと面談し、リワーク（私の場合は、医療機関での復職支援プログラム）に3か月程度通ってからの復職を目指しましょうとカウンセラーに提案されたのもこの頃。
自分的には、あと1か月くらいで体調整えたり出勤練習したりして産業医との面談にのぞむ計画でいたから、これには非常に動揺した。
休みが長引くことの不安、そんなにひどい症状じゃないのにという気持ち、また、リワークは復職を目的に行うものだから、今後長くいまの会社にいるイメージがないんだが？という思いもあった。
だけど、カウンセラーからの「いまの職場に限らず、これから長く働いていくために、やってみる価値はすごくあると思います」という言葉は理解できた。
今はノンストレス状態だから体調が安定しつつあるけど、多少人員や業務調整をしたところで、いくつものストレスがかかる場所に戻ることには変わらない。体調だけ戻っても、自分の考え方や捉え方、人との関わり方などについて何も変化がなければ、また同じようなことになる可能性は高いし、将来転職したとしてもそうなるかも知れない。
あとは、自分ひとりで行う自己分析や認知行動療法や瞑想？はやり遂げられない自信があったのも大きい。こういう自信はある。（自信か？）
これからも仕事は続けたい、と思ったのでリワークに通うことを決めた。

休職して2か月経った←今ここ

体調はほぼ戻ったと思う。
むやみに落ち込んだり泣いたりしなくなった。
朝は大体7時には起きて、朝食を作って食べて、掃除と洗濯をする。
もう、これがちゃんとできるだけでとても気持ちがいい。
十分な睡眠をとって無理なく起きて、朝食を美味しく食べられる幸せ。
洗濯したすべてを干し終えたとき、掃除機をかけて塵や埃がなくなった（と信じている）部屋になったときの達成感。
こういう小さな何気ないひとつひとつが、私にはすごく大切なことだった。
それに気付けたことも、うれしかった。

いつ復職になるかとか、どんな働き方をしていくかとか、いまはまだ考えないことにしている。来月、リワークが始まったら否が応でも考えることになると思うし！（という逃げ）

今週末は、最推し(ポルノグラフィティ)のライヴに行くことを生きる糧としている。
デビュー当時からなので今年で25年目のファン。
とりあえずライヴに行ける心身に戻ってよかった。推しに生かされている。