母と娘の平行線
アドラー心理学では、他者との問題を切り離すというが。。。
なかなかできない・・・。
小学4年の娘の春休みの宿題が終わらない。。。。
心配過ぎて、余計な声掛けをしてしまう。
「2ページだけでもやろう。ママも手伝うよ。」と声をかけても。
ついに、ぎゅっとつまった冊子を手に取ることはなかった・・・。
あれは数カ月前、冬休みの宿題が終わらず、最後の日になっても友達と遊ぼうとする始末。お友達厳禁で、2日間、部屋にこもって母と子で何とかやり遂げることができた。
また、同じことを繰り返すのかっ!!!
自分の子供時代を思い起こせば、親が宿題を教えてくれたことも、手伝ってくれたこともなかったなあ。最後の日に泣く泣く徹夜して宿題を終わらせた苦い思い出がある。辛い教訓を得て、毎回休みに入ると綿密なスケジュールを立てるのが習わしになっていた。
自分の娘には辛い思いをさせたくないのが母心。残り少ない春休みを楽しませてあげたいのである。かつ、宿題もしっかり終わらせて、希望に満ちた新学期を迎えてほしい!新しい友達と先生との出会いを万全のものにしてあげたい!!!
があああああ、だめだああ、、、、
毎日飽きもせず繰り広げられる「アメとムチ作戦」も、まるで効果なし。
むしろ、逆効果になってきた。娘を追い込んでしまうだけだ。
私にできることは、もはや何もしないのかもしれない。
全て娘が自分で決めてやること。やらなかった結果どうなるかを経験するしかないのだ。
だが、母は、心配とイライラで心にどす黒い暗雲が立ち込めている。もはや怒りへと代わってしまった心を無にしようとして、冷たい態度になっている。寝る時も抱きしめてやることができない・・・。
そう、娘は面白くないことはてこでもやりたくないタイプなのです。反対に、くそ真面目な母は、やらなければならないことが残っていると、目の前のことを楽しむことができないタイプ。
娘が産まれた時から、性格というか生まれ持っている個性がかなり違うなあと感じていた。
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母:せっかち。なんでもがむしゃらに頑張るが、焦って失敗するタイプ。
くそ真面目。
娘:のんびり。時間ある限りぼーっとしようとする。何時間でもお人形遊びができるタイプ。楽しいこと好き。目の前に気になることがあったら、ライオンに襲われていることも忘れてしまうくらい。
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ここは、母として、人としての試練なのかもしれない!
ゲッターズ飯田さんの話によると、
意味もなく急ぐと、大切なものを見落としてしまうらしい。
せっかちな私は、のんびり屋の娘をいつもいつも急かしている。早くご飯食べて。早く宿題して。早く早く・・・・と。
学校でも先生や友達に怒られることがあるらしく、こののんびりとした性格は、人に迷惑をかけてしまうからいけないと思っていた。
母親である私がイライラしてしまっていた。それは、私がせっかちだからなんだろうな。
そうだ、私がせっかちであわてんぼうで大切なものを見失ってしまわないように娘が生まれてきてくれたのかもしれない。のんびり楽しく過ごすことの大切さを教えてくれているのかもしれない。
そう思うことにした。
今日のところは、ふとんに戻って娘を抱きしめてやろう。
だけど、どうしても、やらなければならないことがある。ルールを守らなければ、ルールから守ってもらえないのだ。(くそ真面目論)
ボヤキその1:毎日、歯磨きとお風呂に入ってくれ。
ボヤキその2:パジャマはしまってくれ。
ボヤキその3:うち履きは自分で洗ってくれ。
ボヤキその4:できれば、お手伝いをしてくれ。
ボヤキその5:できれば、早めに宿題をやってくれ。
毎日毎日、繰り返される母と娘の平行線。
このどうしようもない日々を愛おしく大切に思える日がくることを祈って。
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