【お布団ツアー】善光寺御開帳と100名城①
善光寺へ行ってきました。
「善光寺前立本尊御開帳」です。
と、その前に、【お布団ツアー】とは、ざっくりと説明を。
行ってみたい・見てみたい・やってみたい、色んな土地の美味しいもの・地酒を嗜むのも好き、おまけに旅行の計画を立てるのが好きな私が、オットの行きたい日本の滝100選、日本100名城を中心に、神社仏閣、一宮、その他諸々ゆるゆると(これ大事)興味ある場所を巡る旅の計画を立て、ツアコンする旅の事を、我が家では【お布団ツアー】と呼んでいます。
と言っても、突然思いつきで出発しても、行き当たりばったりでも、我が家のお出かけ、旅行はなんでも【お布団ツアー】です。
さて、今回の【お布団ツアー】のメインは善光寺御開帳。
善光寺の御本尊「一光三尊阿弥陀如来」は絶対秘仏のため観ることが出来ないのですが、7年に一度だけ御本尊の身代わりで、全く同じ姿の「前立本尊」を拝めることが出来るのだそうです。
この御開帳へ参られた知り合いの方が、「ピカーっと朝陽がさして扉が開いた」だの、「間近で見られて感動した」だの、「今年は通常であれば令和4年4月3日~5月29日の期間が1ヶ月延長して6月29日までだから、まだ間に合う! 行けるのならば、行った方がいいー!」 と熱く熱く語られまして、え?そんなにいいの? と行くことにしてみました。
最初はね、豊橋駅から、飯田線を使うルートでゆるゆるのんびり電車旅で長野入りをしようと思って計画を立てていたのですが、なんとっ! 本長篠〜東栄駅間が落石事故により当面運転見合わせになってしまったので、今回は諦め、またいつか、に取っておくことにしました。
飯田線の旅、また行こう。
通勤通学で使われている方も多くいらっしゃるかと思うので、無事に復旧しますように(-人-)。
※6月20日(月)運転が再開されました。よかったです。
長文になってしまったので、もくじを使って見たいところへ飛んでくださいね。
<1日目>
9:00
母をショートステイへ送り出し、車で自宅を出発。
お昼は途中のSAで。
駒ヶ根と言えば、ソーツカツ丼。以前食べた福井のソースカツ丼が美味しくて美味しくて。もしかしたら全然別物かもしれないけれど、それならそれで違いを知りたい! と思っていたのに、おしゃべりに夢中になって華麗に通過(笑) 梓川SAで食べました。
■姥捨SA
13:20
なぐなぐさんの旅日記で、姥捨駅界隈の事を知り、棚田は見えないかな? スイッチバックとか見れないかな? と姥捨SAに入ってみました。
なぐなぐさんの旅行記読んだら、大抵のところは行きたくなっちゃうんですよね。お酒も美味しそうだし。笑
そうそう、なぐなぐさんの旅日記で知った、浜松のトリイのソース(緑色)にはまっております。フルーティーでジューシーであっさり甘めで、揚げ物に合うんです! このソースを味わうために揚げ物が食べたいくらい。笑
姥捨SA(下り)の展望台からは線路も棚田も見つけられませんでしたが、善光寺平が見渡せました。
■松代城(日本100名城:20城目)
14:00
出発当日まで長野県の天気予報がずっと雨模様だったので、善光寺をゆ~っくり堪能する旅にしようかとも思っていましたが、嬉しい誤算の快晴だったので、姥捨SAで予定を変更し、善光寺の前に松代城へ行くことに。
今年は初代藩主の真田信之(兄)が入部400年にあたるそうで、街中のあちこちにノボリが立てられていました。
■善光寺 前日
さて、冒頭に出てきた知り合いの、善光寺御開帳のおすすめは下記の通り。
法要祈願の予約受付は17時までなので、少なくとも30前には善光寺に着きたいところ。
川中島古戦場を横目に、善光寺へ向かいます。
16:00
善光寺に到着。善光寺西側にあるお土産屋さんの駐車場へ駐車。2時間500円。「でももう夕方だから時間を気にせずに使っていいからね」とお土産屋さんのおじさん。そして、色々と見どころや紹介もパパパっとしてくれたので、後々助かりましたよ。おじさん有難う!
夕方だからなのか、平日だからなのか、お土産屋のおじさんの言う通り、人が少ない。事前の情報によると、「御朱印帳2時間待ち」「人多すぎ」などとあったので覚悟はしていましたが、御朱印帳は10分位の並びだったし、全体的にゆったりとした時間が流れています。
法要受付所で明朝のご祈祷予約をすませ、本堂だけでなく、経蔵や山門も拝観したかったので、御開帳共通参拝券を購入(お堂の販売所でも購入可能)
この共通券(¥1,200-)、三堂(本堂内陣、山門拝観、経蔵拝観)と善光寺史料館、さらに前立本尊参拝・お戒壇巡りがセットとなっており、さらに2日間有効なのでとても楽しめました。
・回向柱
回向柱は、本堂の前立本尊阿弥陀如来の右手中指と ”善の綱” で繋がっており、つながった回向柱は、如来様のいのちを宿す、とされているため、柱に触れる事は前立本尊阿弥陀如来との縁が結ばれ、御仏のご慈悲を授かる、非常に有難い事、と言われています。
回向柱も人が数名いたりいなかったりなので、後ろを気にせずに思い存分触れます。人がいない事をいい事に、何度も触ってしまいました。
待ち人がいないからと言って、何度もやるものではないかもしれませんが、有難い、と言われると、人は欲張りですね、何度も触ってしまいました。節操ないですね。笑
回向柱の周りには数名の警備員の方がいて、回向柱を触る前、触った後で消毒するように促されます(感染症対策ばっちり!)
消毒→回向柱を触る→消毒→大香炉で煙を浴びる。そして、また、消毒→回向柱を触る→消毒・・・なんて、私みたいにくるくるしてる人は、警備員の方に怪しい奴だと思われましたよね、きっと。そして、その時たまたまライブカメラを見ていた人がいたら、なんだこの挙動不審な奴、と思われましたね、たぶん。
・本堂
ちょうど本堂では17時から夕座法要があり、御開帳ならぬ御閉帳?に参加してきました。
本堂は、一番手前にある「外陣」と、改札を通って入る、畳約150畳敷の「内陣」、僧侶の方々が毎日お経を唱えられる「内々陣」が一番奥にあります。
御朱印をいただき終えると、本堂から読経の声が聞こえてきたので、あわてて本堂へ向かい、改札を通って内陣へ入ります。
畳に座って見上げると、正面の欄間に金色のたくさんの観音様、左右の壁側には大きな弥勒菩薩と地蔵菩薩。
そして内々陣の中央に絶対秘仏の御本尊「一光三尊阿弥陀如来像」、左奥に瑠璃壇があります。
瑠璃壇前あたりに数名のお坊さんが座って読経されていました。
後方の外陣からは少しザワザワと聞こえてきますが、でも、そんな音たちも遠ざかっていくような感じで耳に入らなくなり、読経の声だけが頭に流れて余計なものが排出されていくような不思議な感覚で、私にはとても良い時間でした。御閉帳も拝めたし、参加できてよかったです。
余談ですが、法要直後の様子が中々面白かったです。
法要が終わったと同時に(イヤかぶっていたかも、ってくらいの速さ)、ガーっガーっと掃除機の音がして、さっささっさパタパタパタと机やらが次々と片付けられていって、それまでとの切り替えがもの凄く速かったんです。
終わった後もぼーっと余韻に浸っていそうなところを、バシッ!と一気に現実に引き戻された感じでした。
ちょっとびっくり、気持ち若干ついて行けず(笑)
・戒壇巡り
法要後は内々陣右手奥の戒壇巡りへ。
小さい時に近所のお寺でよく戒壇巡りをしたのですが、そのお寺も、福岡大仏の戒壇巡りも真っ暗だったので、そういうものだと思っていましたが、善光寺の戒壇巡りは小さな小さな灯りが足元にありました。
にもかかわらず。前の人たちに続いて歩いていたのにもかかわらず、一度目では錠前を触ることが出来ずに出口についてしまい。あれれれれ?
後ろの方たちもそうだったようで、もう一回行きましょうかねぇ、と(ここも並んでいなかったので)再度消毒をして入口へ回り、二度目の挑戦で無事に錠前を触ることが出来ました。
これで極楽へ行ける、はず!
■宿泊・夕食
宿坊はもう一杯で泊まれないだろうと、長野駅近くのビジネスホテルを予約していましたが、中々広くてキレイなお部屋だし、大浴場は温泉だし、快適でした。あ、そういえば冷蔵庫が二つ、正方形の小さいのと、ツードアの大きいやつがありましたが、なぜ?笑
夕食は、この日の気分が居酒屋ではなかったので、ホテル近くのビストロで静かにのんびりと食事を済ませ、翌日に向けて早めに就寝。
明日は今回のメインである、お朝事、法要に参加のため、4時起きなのです。笑
長くなってしまったので、続きはまた。
大して参考になる内容ではありませんが、御開帳が6月29日(水)までなので、それまでには投稿したいです。なにかの参考になれば・・・。
善光寺HPの混雑予想カレンダーによると、それでもまだ平日は空いている様子ですよ。
長文にお付き合いいただき、有難うございました。
ではでは。
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