共働きで猫のお留守番に「罪悪感」を感じる時:たった一つの大切なこと
声解析に出会うまで
共働きの私が気がかりだった「猫のお留守番」
つい猫の気持ちばかり考えてしまい
見落とされがちな
人の気持ちが猫に与える影響について
今日は声解析士の視点も含めて書いてみます。
1.共働きと猫 お留守番の現実
共働きで猫がお留守番。
我が家がそうであったように
今はそういうご家庭も多いかと思います。
そうなると
やはり気がかりなのは「お留守番」
出かけるたびに
「行ってくるね!早く帰ってくるからね!」
言いながらも目が合ってしまった時には・・・
鳴かれてしまった時には・・・
心の中で「ごめんね~」申し訳なく思う
そういうこと、ありませんか?
私はそうでした。
猫が大好きだからこそ
なんとなく感じてしまう「罪悪感」
罪悪感とまでいかなくても
ちょっと申し訳ない・・・
仕事で長時間となると、なおさらです。
だからといって
出かけない訳にもいかない・・・
この場合
猫にとって何が必要だと思いますか?
2.一人っ子の猫の寂しさ
特に、一人っ子の場合
大丈夫かな? 寂しくないかな?
もう一匹、仲間がほしいかな?
考えることもあると思います。
我が家も一匹だから
猫が1,2歳の頃はすごく迷っていました。
考え始めると思考が
「一人だと、つまらない」
勝手に決めつけてしまうこともあります。
猫が寂しい思いをしている!?
その不安は、時にあなたにとってもストレスとなります。
そして、なにより残念なのは
そのあなたの心配や不安・ストレスが
猫にも伝わってしまうということです。
3.猫は人の気持ちを敏感に察知する
ここで忘れてほしくないことは
「動物は空気を読む」ということです。
うちの子、空気が読める!
そう思ったことはありませんか?
こちら側の心配や不安
申し訳ないと思う気持ちは
猫にも確実に伝わります。
猫は人の表情や声のトーン、行動から
敏感に感情を読み取ります。
「寂しいよね、かわいそう」
あなたがそう思うと
猫も
「私は寂しい、かわいそう」
そう感じてしまうのです。
人の気持ちが猫に伝わり影響を与える
その理解は大切なことです。
わかっていても忘れてしまうこともあるから。
そして、その気持ちが
猫の心や行動にどう影響を与えるのかも
考えてみてください。
声掛けのトーンや言葉選びが
申し訳ない気持ちなら
猫は申し訳なさを感じ取ります。
反対に
お留守番に感謝する優しい気持ちなら
その気持ちが伝わります。
4.罪悪感にとらわれないためにできること
そうは言っても、どうすればいいの?
そう思う方もいるかもしれません。
猫は大切な家族
誰だって
悲しい気持ちにさせたくはありません。
罪悪感にとらわれずに
猫との良い関係を保つには
こちら側の気持ちを整えることが先です。
まずは
誰でもすぐにできる簡単なことから。
「ごめんね」の代わりに「ありがとう」
お留守番をしてくれて助かる!
その感謝の気持ちをぜひ伝えてみてください。
小さなことに思えても
猫にとっては大きな違いです。
感謝の気持ちで接することで
猫もホッと温かい気分になります。
そして家に帰ったら
「おかえり!!」「待ってた!」
そのお出迎えに
「ありがとう!」喜びいっぱいで こたえる。
お留守番を寂しい時間ではなく
帰宅を心待ちにする時間へ。
私はいつも
「留守番隊長さん、よろしくね!」
そう言って出かけます。
帰宅すると
「留守番隊長さん、おつかれさま!」
「emmaさんのおかげで安心!」
褒めちぎります。
そうすると
「そうでしょ」「当たり前だし」
まんざらでもない顔をしています。
それがまた可愛い(笑)
5.仲間を迎えることの検討
もう一匹、仲間をお迎えしたほうが・・・
そう考えることもあると思います。
確かにもう一匹、仲間がいることで
猫同士のコミュニケーションが増え
留守番の時間も今より楽しくなるかもしれません。
ただ、一人だと寂しいから二人
その判断には見極めも必要です。
新しい仲間を迎えることが
100%正解ではないから。
猫にもそれぞれ個性があります。
新しい仲間を受け入れるかどうかは
その子次第です。
万が一、相性が合わない場合
ストレスが増える可能性もあります。
良かれと思って決断したことが
そうならなかった場合
悩みが増えてしまうことにもなりかねません。
ちなみに
声を色であらわす声解析では
一人遊びができる色
ひとり時間が欲しい性格の色も分かります。
その色の特徴が強い子は
お留守番に対して
あまりストレスを感じていないこともあります。
また、動物は空気を読みますが
飼い主さんの気持ちを
特に感じ取りやすい色もあります。
その場合
飼い主さんの気持ちは本当に重要です。
6.猫の心を豊かにするための工夫
お留守番の時間をより快適にするために
楽しめる環境を整えることも重要です。
たとえば
キャットタワーや窓辺に設置したベッド
日差しの入る場所に猫がリラックスできるスペースを作る。
また、おもちゃも効果的に使うことで
一人でも楽しく過ごせる時間を増やすこともできるはずです。
うちの子は
これが好き!これがお気に入り!
ありますよね!?
大好きだったおもちゃでも
飽きてしまうこともあるので
一緒にいる時にチェックしておくことも大切です。
そして帰宅後は
短い時間だとしても、ちゃんと向き合う。
一緒に遊んだり、お話したり
猫のエネルギーを発散させ、絆を深めていく。
あなたの愛情は必ず伝わります。
まずはできることから。
小さな工夫でも
それがお互いの心を豊かにします。
7.猫との絆を深める時間
忙しい毎日の中で
猫と過ごす時間は限られているかもしれません。
でも
その限られた時間をどのように過ごすか
それが猫との絆を深める鍵となります。
もし、いっぱい遊ぶ年齢ではないのなら
ブラッシングやマッサージも効果的。
その子の好みがあるはずです。
猫は
あなたの声や気持ち
言葉のトーンで安心感を感じます。
だからこそ
いつも「ありがとう」「大好き」
温かい言葉をかけることで
猫の心にも
優しい気持ちを伝えることができます。
声がけする時の気持ちが
猫にどのような影響を与えるのか
それは
猫に対する思いやりであり優しさです。
声解析でも
飼い主さんの声が
どのような印象を与えているかは分かります。
それでもまずは
罪悪感や申し訳ない気持ちばかりを持たないことです。
8.あなたの気持ちが猫を幸せにする
大切なことは
あなたの気持ちが猫の幸せにも直結すると
いうことです。
あなたが猫を大切に思い
心から愛情を注いでいる限り
猫もその愛情を感じ取って幸せに過ごせます。
どんなに忙しい日々でも
家に帰る時には「ただいま!」
会える瞬間を楽しみにしてください。
その瞬間こそが
猫とあなたの間に築かれる絆の証。
猫は、あなたの帰りを待ち望んでいます。
帰ってくることで安心し心からの喜びを感じます。
「おかえり」のお出迎えはパターンも色々。
馬のように走ってくる日もあれば
ゆっくりズンズン迫ってくることも。
時には寝ていて気づくのが遅れた・・・
でも何もなかったような顔をしている。
そんなこともあるかもしれません。
今日は?
そう思うだけでも楽しくなりませんか?
9.「ごめんね」よりも「ありがとう」
最後に
もう一度お伝えしたいのは
あなたの気持ちが猫にとってどれほど大切かと
いうことです。
猫は
あなたの感情を敏感に感じ取り
その影響を受けます。
感謝と愛情を持って接することが大事です。
もちろん仲間を迎えることも選択肢の一つ。
ご縁だから。
それをオススメしないわけではありません。
ただ まずは今
「目の前の子を幸せに」
そこを考えてみてください。
あなたが幸せでいることが
猫の幸せにもつながります。
それが、たったひとつの大切なこと。
あなた次第です。
家に帰るのが楽しみ!
「おかえり」のお出迎えを楽しみに!
猫もあなたの帰りを楽しみに待っています。
猫と書いてきましたが
犬もほかの動物も同じです。
動物は言葉が通じない分
気持ちがより伝わります。
「ごめんね」よりも「ありがとう」
この記事を書いている私も まだまだ成長中。
猫もあなたも 心地よく過ごせますように。