他者を理解する前に…まずは自己理解
自分とは異なる価値観の方と出会って困惑することありませんか?「どうすれば苦手な人と上手くいくのだろう…」と悩むこともあるかもしれません。
今の世の中、価値観が多様化してますよね。だからこそ、「他者理解」の重要性が高まっています。
他者理解をすることで組織のチーム力の強化、職場のコミュニケーションの促進や生産性の向上につながると考える企業も増えている気がします。
とは言っても、まずは「他者理解」を深めるためには「自己理解」をしていかなくては。
今日は人の行動特性についてです。
行動と言いましたが、行動パターンというのは2つ!自然な行動(無意識)と意識している行動。
たとえば…
腕組をしてみてください。左手が上?右手が上?今自然に腕組している手を上下入れ替えると違和感がありませんか?
同じように指組みをしてみてください。右手親指が上?それとも左手親指が上?親指を入れ替えてみてください。これも違和感ありませんか?
自然にやっていることは無意識な行動ですね。「腕組みを、もしくは指組みをしてください」と言われて、今日は天気がいいから右を上にしようなんて思わないですよね。
自然な行動をとっているわけです。
ちなみにその人の脳が、インプット(理解)するとき、アウトプット(表現する)するとき、それぞれ右脳と左脳どちらの脳を使うのか…
指の組み方でインプット脳が、腕の組み方でアウトプット脳がわかるのだそうです。
仕事や職場での行動特性は意識した行動です。
今のブログ上の私。意識した行動によるものです。公の場で語るということは、少なからず全くお会いしたこともない方にお読みいただく可能性があるので、無意識な言動は控えるはずです。
営業やお客さまと接するような方であれば、仕事上で話す場合と、友人と話すときや、または家族で異なるのではないでしょうか。
お客さまと接するときは、敢えてこうしよう、とか変えています。中には全く変えていない方もいますが、多くの方が環境によって変えています。
意識して行動することができるのが、人間の複雑さや素晴らしいことでもあります。
人には「動機」「欲求」の違いがあります。これは生まれ持った資質ではなく、経験や職務、環境によって身につけた行動特性です。
自分の行動特性を理解することが大切。なぜなら、その行動特性が仕事や職場で現れる後天的なものだから、他者との違いを確認するためにも、まずは自己理解からです‼︎
井野さと子