手を合わせた先に
静かに手を合わせ、内なるわたしへと繋がる時間を。
岩谷観音
夏休みの思い出の1つになりました。
鹿児島県曽於市(そおし)にある「岩谷観音」。
約500年前に岩に彫られたとされる観音様。
帰りの昇り階段がきつい山の中。
そんな情報に、わたしの中の子どもがウキッと反応し、家族3人でドライブへ!
都城志布志(みやこのじょうしぶし)道路ができたので、鹿児島県もより近く感じられるようになりました。
ナビに従い、スムーズな道路や細い道を通ったりと、知らない道をドライブする事も良い刺激になります。
主人と息子はどんな所に行くのか全く知りませんでした。
駐車場に着くと、マムシ注意の看板に息子が反応!
下り階段を注意しながら降りていきました。
階段を降りていくと、岩谷観音様に出逢えます。
正面からは撮りづらい感じがしましたので、少しナナメから撮らせて頂きました。
参拝される方がいらっしゃるようで、線香の香りもしていました。
奥の方にも岩に彫られているものが見られます。
どんな想いで岩を彫られたのか。
どんな方々がここにお参りに来られたのか。
岩谷観音様と同じ空間で、年月の流れを感じながら、心静かに手を合わせました。
さて、帰りは昇り階段。
日常で少し鍛えてはいるものの、夏に昇り階段は少々きつかったです(笑)
夏の日に、自然の緑や木々の間から差し込む優しい太陽の光に癒された時でした。
手を合わせる
目の前に存在する観音様に静かに手を合わせる。
写し鏡のような気もしました。
自分の内に入るような。
自分の中心に戻るような。
何者でもない者と1つになるような。
目の前に信仰対象のような見えるものが何もなくても、日常で手を合わせる。
その事だけで静かな時間を過ごせ、心が落ち着くような気がします。
心がザワザワしている時。
自分の頭の中で不安を抱えている時。
まだ起こっていない事に恐れがある時。
今回の長かった激しい台風の中、ふっと手を合わせる時間を度々持ちました。
祈りの時間。
そして、コントロール出来ない事には、身を任せるしかない。
あきらめ。
心のざわつきが静まる。
家族と過ごす時間。
今、できる事に集中する。
周りの大きな音が気にならなくなる。
こんな感じの繰り返しで、ようやく長かった台風の日々を抜け出せました。
大きな音に寝不足が続いたので、静かな日常をとても有難く感じています。
家族や知人も無事との知らせにほっとしました。
家も台風の爪痕が少し残りましたが、他にも大変な所が多々あったようです。
皆様の地域はいかがだったでしょうか。
穏やかな日常を心より願っております。
身を任せる
連休に台風が来たため、様々なイベントが中止になっていくのをSNSで知りました。
これまでに行ってきた準備などを考えると、いたたまれない気持ちになります。
個人的に児童センター演奏会が中止。
ヨーガとハープのコラボは延期となりました。
10月8日(土)リラックスタイムコンサートが開催されます。
2,3年前を振り返ると、自分もずいぶん強くなった!
そう感じています。
中止や延期はあること。
そんな体験を何度も経てきたので、へこむ時間や度合いが少なくなりました。
中止になった演奏の準備段階は次へ繋がる。
そう確信して次の開催準備を行い、目の前にきていない何かに向けて練習を積み重ねる。
体と心が整っている時は、そう強く宣言できます。
でも、そうでない時は、へこむ時間をとりつつ、自分を満たす時間も取りつつ。
手を合わせる。
そんな静かな時間を取っていこう。
そして自分の素直な想いに耳を傾けていこう。
さあ!
再び、少しずつ前へと進んでいきます。