父の日と山ゆりの花
「庭を百合でいっぱいにしたいんよね。」
姉の言う「百合」は、あの香りの強いゴージャスな花ではなく、季節になると道の脇に咲く「山ゆり」のことだ
このアンバー色の花は、父が亡くなってから、ある日突然お墓の隣りに現れる様になった
そして、毎年5月になるとひとつだけ花を咲かせる
何かを言いたげなこの花に
姉は父との時空を超えたコミュニケィションを感じていたのかも知れない
アンバー色で庭を埋め尽くしたい
願いを叶える前に、姉は父のところに旅立ってしまった
同じ時期に、こちらでも咲く山ゆり
実家から遠くはなれていても
「ここにいるよ」と、
サインを送ってくれているような気持ちになる
山ゆりでも、忘れ草でも
そこには父と姉の気配を感じるから
「I will remember you」
オレンジ色の山百合の記事が続いて、これは姉からのメッセージかも
とさえ思えて涙ぐむ
それは、山ゆりのルーツである
ゼルミラの花だったのか
生けても
花が次々と咲いていく
まるで「命」が吹き返すよう
庭をアンバー色に染めるまで
ルーツを求めて旅はつづくよ
そんなことを思った「父の日」
甥っ子から
「お墓参りに行って来たよ。」
と写真が届いた
まるで、お祝いでもしているかの様に
青空の中で笑顔の花たち
Let's Celebrate!!
みんな楽しそうだ
時空を超えて感じることは出来るよね!いつでもどこにでも飛んでいけるから!
Happy Father’s Day to all 🧡
Ain’t No Mountain High Enoughマーヴィン・ゲイ&タミー・テレル
お知らせ🧡
前回の「娘と行った初めてのオペラ鑑賞」を、note公式マガジンの「ミュージカル・オペラ 記事まとめ」と「舞台マガジン 記事まとめ」でピックしていただきました。
ありがとうございます❣️
Yay!!!!