お箱のお稽古
日曜日はお茶のお稽古だった。
お軸は「日々聴松風」で、お花は小菊やフジバカマなどが生けられていた。
時期的に、中置きのお稽古にしようかという話もあったけど、久々に茶通箱のお稽古をすることになって、お棚がある方が便利だからと中置きは次回にお預け。
茶通箱は、2種類のお濃茶を点てる時のお点前。
お客が持ってきた濃茶と、事前に用意していた濃茶の2服を点てるために、2つの茶入れが箱に入っている。
この箱の扱いがとっても難しい。
めったにしないから覚えないというのもあるけど、茶通箱より上のお免状のお点前よりも、一番難しいんじゃないかと思ってしまう。
めったにしないのは、お濃茶を2種類用意しなくてはいけないのがたいへんなのと、お客は2服飲むのが結構キツイからというのもある。
私の他にもう1人茶通箱のお稽古をしたので、みんなお濃茶を2服ずつ飲むことになり、これ以上はちょっと…ということで、お薄はお抹茶ではなく白湯所望になった。
用意されていたお茶は、小山園の金輪と、星野園の星の灯の2種類。
それだけで飲めば星野園も十分においしいんだけど、飲み比べるとやっぱり全然違う。
少し苦みが残る感じがあって、やっぱり小山園のお茶がおいしいなぁと思った。
私は自宅で飲むお抹茶も小山園のものなので、単純に飲み慣れているからというのもあるかもしれないけど。
北風が少し冷たかったけど、着付けしているうちに暑くなってきたので、今回も単衣の着物にした。
母の着物と帯で、だいぶ染みがあるけどとってもお気に入り。
先週、宗像大社献茶祭に行った時に、遠賀川沿いを通ったら、コスモスが咲いているのが見えた。
お稽古帰りに両親が迎えに来て、一緒に見にいくことに。
よく見たら、着物の色合いとおそろい。