『70歳からは「転んでも折れない骨」をつくりなさい』
整形外科医、中村幸男『70歳からは「転んでも折れない骨」をつくりなさい』
整形外科で骨密度検査をしてもらった母が、どうやら同年代に比べて少し骨密度が低いようで、今後に備えて骨粗鬆症対策の薬を飲むことにしたとのこと。
骨粗鬆症関係の本を3冊見繕って、図書館で借りてきて読ませたら、この本がすごくわかりやすかったからAmazonで買ってほしいと頼まれたので、そんなに良かったならと思って、私も読んでみた。
確かにすごくわかりやすい。
75歳以上の3人に1人が1年間に1回以上転んでいて、65歳以上で介護が必要になった人の原因第4位が骨折・転倒だそう。
転倒→骨折→ベッドでの安静→寝たきり、という人がとても多いんだとか。
めちゃくちゃ想像がつく。
そんなわけで、転ばないようにするための足腰の筋トレも大事だけど、転んでも折れない骨をつくることがとっても大事だというお話。
骨太体操と骨を元気にする食事が紹介されている他に、骨の構造、大腿骨骨折や圧迫骨折の脅威について、わかりやすく書かれている。
驚いたのが、骨はいくつになっても鍛えて強くすることができて、健康寿命を延ばせるということ。
かれこれ15年くらい前、公民館の食生活の講座の講師に教えてもらった時には、骨密度は20代をピークに減る一方で、維持はできても増えはしないという話だった。
でもこの本によると、どうやら骨は何歳からでも鍛えて強くすることができるらしい。
骨密度が急激に低下するのは50代~60代だから、40代、50代から骨活を始めて、せっせと骨貯金をしましょうとのこと。
骨太体操、やってみよう。