『じいちゃんの山小屋』
作・佐和みずえ 絵・カシワイ『じいちゃんの山小屋』
前に新聞で紹介されていた児童書。
なんとなく、夏に読みたいと思って図書館で借りてきた。
主人公は小6の男の子。
父親とけんかになって、四国のじいちゃんの家で暮らすことになった日々を書いたお話。
電気もお風呂もトイレもない山小屋で生活したり、薪をくべてお風呂を沸かしたり、ミツバチからハチミツを採ったり、栽培したしいたけを採ったり、カブトムシを道の駅で売ったり、洞窟を探検したり。
田舎の子どもはみんなそんな暮らしが当たり前なのかと思いきや、じいちゃんの生活が変わってるだけ。
同じ小学校に通う友達の方が、知らないことがたくさんあったりする。
山や川は危ないから遊んだらダメと言われるし、野球やサッカーをするには子どもの数が少なくてできないから、家でゲームをしてばかり。
田舎の子どもの生活が、必ずしもイメージしてるようなものではないんだなぁと思う。
じいちゃんの、
「人間、必死になることほどすごいことはないな。必死でさがすものには、ちゃんと道が見つかる」
というセリフがあった。
実際に洞窟を見つけたことについてのセリフなんだけど、なんだか深い。
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