ゲーセンのお兄さんが優しかった♡
以前、UFOキャッチャーで
禰豆子を取ったときに言われた娘の言葉。
「あとカナヲが欲しいなぁ」
そのときは
「一個で充分でしょ、今度ね」
と、その場をしのぎました。
その後、家族でお出かけをしたときに
パパが頑張ってくれました。
数千円は使ったのですが、
取れませんでした。。。
娘は自分でやったアメのUFOキャッチャーで、
2回やって10個も取れたので喜んでいました。
そのお陰で『カナヲ』は仕方ないと
諦めてくれたようでしたw
こうなってくると
娘よりも私の方がいつか取ってあげたいと
思うようになってきました♡
そして翌日、仕事の休憩中に
小さいサイズの『カナヲ』を見つけました。
とりあえずやってみたのですが、2回やって
全然取れそうになかったので、諦めました。
それからしばらくは『カナヲ』のことを
忘れていました。
そして今日、
ふと思いついてゲーセンに寄ってみたのです。
すると、
ちょうどいいサイズのぬいぐるみの
UFOキャッチャーがありました。
定位置にいるのは甘露寺蜜璃だったのですが、
『カナヲ』もなかに発見!
早速、店員さんを探しました。
店内には店員のお兄さんが一人しか
いなかったため、申し訳なかったのですが
お声がけをさせて頂きました。
「すいません、
ぬいぐるみの位置を変えていただけますか?」
すると、快く「はい」と言って
対応してくださいました。
しかも、『カナヲ』には2種類のぬいぐるみがあり、
どちらがいいのかまで確認してくれました。
1体は本物っぽいリアルタイプ。
もう1体は目を大きく身体を丸くし
デフォルメしたタイプ。
娘用にと思っていたので、可愛らしい
後者のカナヲをチョイスしました。
そして、
『カナヲ』が定位置に設置され、
いざ出陣!!!
私は「絶対取るぞ!」という気持ちで
一回目のUFOキャッチャーに挑戦しました。
チーン
頭部が正面のガラスにドン、、、。
この位置では100%取れません。
そこで、申し訳なかったのですが、
お兄さんにもう一度
「位置を戻してください」とお願いしました。
「よし、次こそは!」
と再度意気込み、100円を投入。
チーン
またしても頭がこちらを向いて
しまいました、、、。
そしてお兄さんに3度目のお願いを。
お兄さんは快く直してくださりました♡
「もう!今度こそは!!!」
と、恥ずかしい気持ちを隠しながら、
やる気を振り絞りました。
チーン
またしても、頭が、、、。
そのときお兄さんは二階に行ってしまいました。
「しょうがない
もしかしたら動くかもしれない」
そう思って、アームの届かないところにいる
『カナヲ』に向けてスイッチをオン!
チーン
そりゃそうです。
かすりもせず、100円が飲み込まれましたw
そこに救世主のお兄さんが戻ってきました!
両手を合わせて『お願いしますオーラ』を醸し出し
「本当にすいません、もう一度お願いします」
と、心からお願いをいたしました。
するとお兄さんは笑顔で「はい」と
「ここの辺でいいですか!?」と
位置を戻してくださいました。
「何度も本当にありがとうございます」
そう言って、次こそはと100円を入れました。
チーン
「はぁ、、、」
こんなに何度も直して下さるのに
毎回同じ失敗ばかりの自分が情けなくなって
きました。
でも、まだ諦められず「もう一度だけ」、
そう思ってお兄さんにお願いしました。
何度も直してくれたお兄さんのために
やる気を奮い立たせ、挑戦しました!!!
チーン
「もうだめだ、、、」
とうとう心が折れて、
お兄さんにお詫びとお礼を
言いに行きました。
「どうしてもできないので諦めます」
「本当にありがとうございました」
すると、お兄さんがUFOキャッチャーのところに
やってきて、やり方を教えてくれたのです!
まずはお兄さんが無言でやって見せてくれました。
なぜか頭はこっちを向かず、取り出し口の方へ。
さらに2回目、より取り出し口に近づき、3回目。
とうとうゲットじゃなないですか!!!
私が驚いていると、
もう一度説明しながらやってくれました。
「頭が重くて体は軽いので頭と肩の間に
左のアームだけをひっかけるといいです」
「少しずつ取り出し口の方に寄せていく感じです」
「アームも強いので取りやすいと思いますよ」
もう♡なんて優しいお兄さん。
お兄さんが取ってくれたぬいぐるみを
そのまま購入したいと言ったのですが、
「それはできません」と規定のため
お断りされました。
「よし!それならがんばる!」
こんなに優しくしてくださったお兄さんのため、
私はもう一度頑張る気が湧いてきました。
「よし、絶対取る!」
そう心に決めて、いざ出陣!
ゴロン
なんと、ぬいぐるみが今までとは違う動きを!
頭が奥の方を向き、取り出し口の横にいた
『カナヲ』が奥側に移動しました。
すると、すかさずお兄さんがアドバイスを♡
「そこだとアームが届かないので、
体を引っ張ってくる感じです」
そして、2回目の挑戦。
アームが体を持ち上げ、
全体が少し浮かぶ。
アームが上がった瞬間に
『カナヲ』が落ち、
その勢いで取り出し口へ!!!
なんと!取れたんです!!!
とっさにお兄さんを探し、
「取れましたー!」と報告しました。
するとお兄さんも喜んでくださり、
ぬいぐるみ用の袋をさっと渡してくださりました。
UFOキャッチャーでこんなに幸せな気持ちに
させていただけて、お兄さんに感謝です。
たくさん「ありがとうございました」を
伝えてお店を後にいたしました。
家に帰宅し、
娘に「お土産だよ~」と言って
『カナヲ』をプレゼントしました。
娘は顔に『喜び』と書いてあるような
嬉しそうな表情で「ありがとう」と♡
サプライズを喜んでくれて
母はホッとしました。
娘が言っていた『カナヲが欲しい』という
言葉の持つ力が強かったのは
私に『取ってあげたい』という気持ちが
あったからだと思います。
しかし、ひとつの言葉によって
誰かを動かすということがあるのは事実です。
言葉のナイフと言われるような
人を傷つける言葉は決してよくなりませんが、
誰かを支えたり、勇気づけたり、
活力を与えたり、癒したり、幸せにするような
そんな言葉は大切にしたいと思います。
そして、ゲーセンのお兄さんからいただいた
優しさには感慨深いモノがありました。
ゲーセンの店員としては
UFOキャッチャーを止めそうな客を
引き留めるためにやり方を
教えてくれたのかもしれません。
お店として売上を上げるために。
でもそれだけではなかったとも思います。
娘のために何度も失敗している母をみて
哀れに思って手伝ってあげたいという
優しい気持ちによって、取り方を
教えてくれたとも感じられたのです。
商売=お金
これはもちろんですが、
商売=お互いの納得できる売買
と考えた方がより生活にゆとりが
できるのではないでしょうか。
自分がお金を払うときも、
自分がお金をいただきときも。
ゲーセンのお兄さんは売上を伸ばせ
母は娘のためにぬいぐるみをゲットし、
娘は嬉しいサプライズをもらった。
そう考えるとWINWINですね。
UFOキャッチャーで遊びながら癒され、
ちょっとだけ学んだ日でした♡
いつも最後までお読みくださり
ありがとうございます。
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いつまでも幸せな日が続きますように。
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