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ブーケ×心理学 4:なぜ、ブーケ・セラピーを開催し続けるのか。わたくしの原動力。
こんにちは♪今日
12連休を堪能している咲凛さとです。
1月19、21日東京開催・1月28日大阪開催
ブーケ・セラピー「ロミオとジュリエット」
◆東京開催分の申込締切は1月14日迄延長
2月開催は、「嫉妬」をテーマに束ねます。
4月開催は、初めて誰も死なない「喜劇」をテーマに扱います。
テーマ詳細は、こちらからどうぞ🤍
みなさまとお会いできますこと楽しみにしております。
さて、昨年末からわたくしは、「ブーケ×心理学」シリーズをブログに綴りはじめました。
そもそも何故ブーケ・セラピーを開催するのか。今日は、その原動力は何なのかをご説明差し上げたくて。
ブーケ・セラピーとは、ブーケを束ねる過程を通して、ご自身の「エネルギー」と「感情」を解放することに比重を置いた一種のイメージワークです。
わたくしには、目指す方向性があります。自分自身が15年近く苦しみ抜いた経験が、ベースになっています。
その頃の自分と同じように苦しまれる方に届けたくて、ブーケ・セラピーを開催し続けています。
「圧倒される感情」が恐ろしくて
「泣くな、黙れ、我慢しろ」
幼少期に感情を抑圧する出来事が何度かありました。
「悪いのは、わたし。泣いてはダメ。我慢。」そうやって痛みや怖さをひたすら感じないように、感情を切って抑圧する癖を身につけました。
「思考的」になることで「感情」を回避する
感情は、抑え込めば押さえ込むほど制御不能となって反動が起きます。
わたくしは、自分自身の制御不能な「圧倒される感情」が恐ろしくて仕方がありませんでした。
わたくしは、「圧倒される感情」に翻弄される自分を「異常・病的」と捉えました。
随分と年月が過ぎてから、これらの反応が「トラウマによる病的現象」だったことを知りました。精神科医・水島広子さんの著書を通じて。
大人になっても、わたくしは感情を封印抑圧しようと必死になりました。「楽しい」という感情がわからなくなるほど、感情麻痺していた時期もありました。
わたくしの抑え込む感情は、「衝動的破壊行動」「自虐行為」へと繋がっていきました。
不意に怒りの感情が湧き起こる。見捨てられる不安が湧き起こる。被害妄想が湧き起こる。そして、圧倒される感情によって、衝動的破壊行動に走る。その繰り返しでした。
そして、20代の頃から「思考的」に感情を抑え込もうと書籍に頼り出します。
敏感で感受性が強い自分自身を「思考」で抑え込もうと必死でした。自分自身を変えようと必死でした。
✔︎こうすべき
✔︎こうせねばならぬ
✔︎こうあるべき
感情=悪・誤・巨大制御不能な爆弾
思考=良・正・感情を制御するもの
わたくしは、「良い悪い、正解不正解の2極思考、白黒はっきり」で世界を捉えていました。曖昧さを受け入れられませんでした。
「正しさ」の争いです。周囲との軋轢を何度も繰り返していました。
今でこそ、こうやって公にできますが、当時は誰にも言えない苦しみに息詰まる日々でした。そして、30歳でカウンセリングに駆け込みました。
表社会では「人面良い物分かりの良いわたし」、裏社会で鬱憤を吐き出していました。
15年近く続きました。
藁にも縋る思いで見つけたもの
苦しみの15年間は、被害者意識にさいなまれ続けた15年間でもありました。
現在のわたくしは、「誰が悪い、誰のせい」などと被害者になるつもりは毛頭ありません。
長い年月、紆余曲折を経て、被害者意識が薄れています。「どうでもいい」の心境に辿り着いています。
30前半から、カウンセリングと並行して、たくさんの心理セッションを受け続けました。
・アサーション・グループワーク
・境界線グループワーク
・交流分析グループワーク
・褒め日記講座
・水島広子さん主催Attitudinal Healing
2015年、膵臓に数ミリのデキモノが見つかったことが、人生を大きく変えるきっかけになりました。
その頃も相変わらず破壊行動は続いていました。そして、「境界性パーソナリティ障害」「愛着障害」そんな言葉を見つけて「弁証法的行動療法」の存在を知ります。
ワークブック、テキスト、解説本などを買い込みました。図書館にも通い、関連する書籍を読み漁りました。
「マインドフルネス」の存在を知ったのもこの頃です。アプリをダウンロードして、毎日日課として瞑想を続けました。お寺の座禅会にも参加したりもしました。
そうやって、ワークブックを毎日続けて記録に残し続けて2年近くが過ぎようとしていました。
2017年。当時の婚約者との関係をうまく行かせたい一心で、弁証法的行動療法のグループワークに駆け込みました。
そのグループワークを見つけた瞬間、安堵感が半端なかったです。求め続けていた専門機関にようやく辿り着けた安堵感。
相手のために自分を変える。恋愛のために通うという「他人軸動機」から通い始めたグループセッション。
わたし「は」どうしたいか。どうありたいか。
そこを突き詰めていけば行くほど、婚約者に対して気持ちが冷めていきました。自分から相手に対して絶縁を申し出ました。ストレス以外の何者でもなかったから。
我慢して自分を押し殺して相手にとっての理想の人間になろうとする。わたし以外の誰かになろうとする。どんなに足掻いても、わたし以外の誰かにはなれませんでした。今思えば、当然のことだと理解できます。
そこから半年後に、膵腫瘍悪性診断と病名が確定。2018年の秋に急遽、手術を受けることになります。幼少期の出来事に対する被害者意識を手放すキッカケにもなりました。ブーケとの出会いも、手術5日前の休職期間中です。
当時のわたくしは、手術後にどうなるのかわからないのならば、手術までにやりたい事を片っ端からやっていこうと決めていました。その中の一つが、初めてブーケレッスンに参加することでした。
ブーケ・セラピーの原動力・提供したいこと
わたくしのブーケ・セラピーの原動力
それは、長い年月を掛けて学び続けている「感情の取扱い」を、ブーケ・セラピーを通して提供したいという思いです。
「弁証法的行動療法」で学び続けたエッセンスが、ブーケを束ねる過程においてたくさん詰まっています。
「ブーケ×心理学」として、ブログの中でご紹介し続けていく中身は、苦しみからわたしを救い出してくれた「感情の取扱い」に関するエッセンスがベースになっています。
✔︎楽しむこと
✔︎感じること
✔︎思考感情をあるがままに受け入れること
✔︎マインドフルネス
✔︎委ねること
✔︎コントロールを手放すこと
✔︎自分軸
✔︎直感、心の声に耳を傾けること
✔︎自愛
✔︎リラクゼーション
✔︎陰陽統合
✔︎体感実践すること
✔︎練習の積み重ね
他
感情・思考をあるがまま受け入れること。
良い悪い価値判断を手放すこと。
自分自身の直感・感覚に耳を傾けていくこと。
自分自身が感じることを大切にしていくこと。
自分自身「が」選びとっていくこと。
湧き起こるエネルギーを安全に解放すること。
忌み嫌うネガティブな感情も、あるがまま受け止めて美しいブーケへと昇華させる。自分自身の分身であるブーケの美しさが、全てを優しく包み込んでくれます。
これらが、わたくしがブーケ・セラピーを通して、お伝えし続けていきたいことです。
これから更に、ブーケを束ねる過程に心理学手法を絡めて、ブーケ・セラピーをブラッシュアップさせて行きたいのです。グループセラピーとして確立させたいのです。
そんな想いが、わたしのブーケ・セラピーの原動力です。
ぜひ一度、ブーケ・セラピーに触れていただきたく。お会いできますことを楽しみにしております。
咲凛さと