マネージャー、リーダーとして「振り返り」を制するメモ
僕の経験上、かなりの確率で
なにかしらの経験ののち、振り返りを行うことで成長への化学反応が起こる。
そこで今回は記事を読んだり経験をしたうえで、振り返りを上手く行うためにメモをまとめる💯
対象読者
振り返りを計画中/またはそれを予定する状態のプロジェクトリーダー、マネージャー
振り返りに疑問を持つ、リーダー/マネージャー格ではないメンバー
興味本位レベルのメンバー格
振り返りはチャンスの山
実は「振り返り」はチャンスの山だ⛰️
適切に振り返ることで周囲とのコミュニケーションのギャップに気づけ、改善ポイントが明確になる
その改善ポイントは、やれば確実に前進するもの
組織的に習慣化してないと誰もやらない(つまり、やれる人が無双する)
では早速まとめていく。
振り返りの基本概念
振り返りとは、プロジェクトやチームの活動を振り返って、良かった点や改善点を見つけ、次の行動に活かすための重要な活動。上図のように、成長、改善、理解の3つの大きな目的がある。
振り返りの準備と実施タイミング
振り返りのタイミングは、プロジェクトの長さによって異なる。以下は目安で行うと良い。
頻度や対象のプロジェクトの規模によって、振り返りの規模も調節する。
適切なペースが守れてないと「これ、先に知っておけばよかった…」ということが後段階になってまとめてわかる形になるので、対処が困難になるし、機会損失が生じてることになる。小さく知って、少なく改善するイメージでやれると有益。
短期プロジェクト(1ヶ月以内)
プロジェクト終了後1週間以内に実施
記憶が新鮮なうちに行うことが重要
長期プロジェクト(1ヶ月以上
3ヶ月ごとの定期実施
重要なマイルストーン達成後
大きな課題発生後
振り返りの進め方
基本的に全員参加。
導入はアイスブレイクや今日の目的説明を行うもの。ここはファシリテーターが責任を持つ。発散しないようにピン留めをしつつ、体をほぐすような空気づくりを忘れてはいけない。
振り返りのアジェンダは目的によって様々だけど、時間配分は以下のような感じがよい。
導入 8%
本編 75%
まとめ・ネクストアクション 17%
振り返りでの注意点
やってはいけないこと
振り返りを成功させるためには、以下の点をやってしまわないよう、注意が必要。
犯人探し
感情的な議論
抽象的な議論
積極的に取り入れること
具体的な事例の共有
建設的な提案
明確なアクションプラン
フォローアップの実施
フォローアップは振り返りの成果を確実に実行に移すための重要なステップ。上手でいうと黒いところ。
個人的には共有方法の決定が割と重要。発散したままのドキュメントは絶対に見られないし、アクションの妥当性が第三者からレビューしにくく透明性に欠ける。
以下の2点を必ずスコープにいれよう。
振り返りしたボードを整えておく
振り返りで得たナレッジをドキュメンテーションする
記録と共有
決定事項の文書化
全員が確認できる場所への保存
視覚的な資料の活用
進捗管理
週次の簡易確認
月次の詳細レビュー
必要に応じた計画修正
初めての振り返りでの成功のポイント
時間管理を徹底する
全員の発言機会を確保する
具体的な改善案を出す
実行可能なアクションプランを作る
振り返り自体の改善点も確認する
5は特に大事。振り返り自体の改善、反省もしていく。