累犯障害者-獄の中の不条理
「累犯障害者-獄の中の不条理-」、題名を見てわたしは単純に、「障害者は犯罪を繰り返してしまう、刑務所の中は大変だ」という内容だろうと思い込んで読み始めました。
この思い込みは、この本を読む前の私が“障害者の犯罪の実体”を何も知らず、犯罪だけが一人歩きしているものだと思って出てきたものです。
けれど、実際は、福祉と行政も絡んで、「次から次に犯罪に結びついてしまう障害者たち-塀の内と外での不条理-」との意味を込めた内容であるとすぐに気づかされ、考えさせられることばかりでした。