#ファッション
【コラム】マレーシアの纏足の女性達と靴職人の話
こんにちは、着物コーディネーターさとです。
私はずっと「纏足」を中国固有の文化だと認識していました。
しかし、最近その認識を改める機会がありました。
1993年に、マレーシアで製作された纏足の靴です。
中古品の販売サイトで購入しました。
実は、以前浅草の履物店辻屋本店さんのインタビュー記事を書かせていただいた際の、
「着物文化と履物文化は違う」
という女将さんの言葉がきっかけで、靴にも興味を持
【着物関係ないコラム】アパレル産業のニュースから読み取る「服を着ることの意味」の変化
こんにちは、着物コーディネーターさとです。
2020年から続く新型コロナウィルスの感染拡大、
それに伴う自粛要請などから、
アパレル産業の不調のニュースが度々報じられていますね。
シンプルにまとめると、
・出かける用事がない→衣服の購入をしなくなる
・アパレルショップの営業方法がコロナ禍の今とマッチしていない
という理由があるのでは?
と、私は思っていました。
しかし、各媒体のニュースを読ん
【着物コラム】着物着用時の新型コロナウイルス感染症の個人的対策まとめ
こんにちは、着物コーディネーターさとです。
昨年に続き、感染症との闘いの年になりそうですね。
私は東京都に住んでいるのですが、
感染者数を毎日大袈裟に報道されるのに、
麻痺している人が大変増えてしまったなぁ、という印象です…
ご存知の方も多いと思いますが、
正絹の着物はジャブジャブ洗えません。
ポリエステルの着物などもあるので、
一概に「着物は」と断言できませんが、
現状、着物は普段着よりも礼
【着物コラム】SNSのプロフィールに「着物初心者です」「着物●年目です」って書いてしまう現象について
こんにちは、着物コーディネーターさとです。
TwitterなどのSNSを見ていると、
着物を愛好する人達にちょいちょい見かける文言があります。
「着物初心者です」「着物●年目です」
という表記です。
なんだか学校の学年みたいだなぁ、と私は思っています。
でも、私も「着物初心者です」って名乗っていたかもしれないなぁ。
今日はこの「着物を好きになってどれくらいなのか」
を年数表記するのが自己紹介と
【着物コラム】「着物に流行り廃りはない」はウソ?
こんにちは、着物コーディネーターさとです。
「着物には流行り廃りがない」
「だから長い期間着ることができる」
こういうセールストークめいた言葉、聞いたことありませんか?
呉服屋さんでお買い物をした事がある方は、
もしかしたらよく聞く言葉かも知れません。
私は個人的に、これらの見解って
販売している側にすごく都合のいい見解だなぁと思うんです。
私はアンティーク着物と呼ばれる、
戦前を中心として
【着物コラム】可哀想な戦時中の女性の服ではない「もんぺ」を取り戻したい話
こんにちは、着物コーディネーターさとです。
先日、日本漢服社の皆さんと漢服&もんぺ姿で登山をする
というなかなか稀有な体験をしました。
その際に「意外と普通だね」とか「ニンジャみたい!」と、
中国のお友達が言ってくれました。
正直、私の周辺ではこういうリアクションが少なかったので、
嬉しかったです♪
当日のコーディネートはこんな感じでした。
もんぺにVANSのスニーカーです。いいでしょ!笑
【初めて着物のすゝめ】フリマアプリで中古着物を買うのをオススメしない理由
こんにちは、着物コーディネーターさとです。
私はアンティーク着物と呼ばれる昔の着物が好きです。
2010年代中盤くらいまでの購入ルートは、
・中古の着物を専門に取り扱う「リサイクル着物店」
・神社などで定期的に開催されている「骨董市」
などでしたが、
その後急速に「メルカリ」などのフリマアプリが普及しました。
結果的に、今は私もフリマアプリを使用するようになりましたが、
「リサイクル着物店や骨
【着物コラム】振袖のカジュアル化に見る、着物の用途と定義の変化
こんにちは、着物コーディネーターさとです。
先日、Twitterでこんな広告を見つけました。
呉服チェーン店の「きものやまと」の若年層向け展開なんですが、
「こんなの待ってた!」みたいなコメントが多数で正直びっくりしました。
確かにすごく可愛いですけど、
これを「振袖」と呼んでしまうのに抵抗がある人も結構いるのでは?
なんて思いました。
でも実際にSNS広告でこれだけのリアクションがあったの
【レポ】江戸東京博物館「大東京の華―都市を彩るモダン文化」展に行ってみた
こんにちは、着物コーディネーターさとです。
9月に入ったのにまだまだ暑いですね。
先日、久しぶりに夏着物で外出したのですが、
すごく暑くて驚きました…
江戸東京博物館で開催中の「大東京の華」展に行って来ました。
実は始めて行ったのですが、企画展以外にも見所がたくさんあって楽しかったので、
簡単にレポってみようと思います。
江戸東京博物館のアクセス
江戸東京博物館、最寄駅は両国駅なのですが、
【着物コラム】アンティーク着物は何故小さいのか?
こんにちは、着物コーディネーターさとです。
私は「アンティーク着物」と呼ばれる着物が好きです。
平たく言えば年代物の着物の事です。
こんな感じで、柄が大きかったり、色が派手な着物が多いです。
戦前の着物=アンティーク着物、戦後の着物=リサイクル着物
という呼び方が定着していたように思います。
が、最近はちょっとバラバラ、と言うか、
アンティーク着物は商品として分類すると「古物」「中古品」で、