自分の仕事にやりがいを感じたいなら、クライアントの「本当のニーズ」を把握しよう
「自分の仕事にやりがいが感じられない」
「正直売上を上げることに興味を持てない」
「もっと自分の仕事にやりがいを持ちたい」
こう考えている方は多いと思います。
私も以前、営業の仕事をしているときに、毎月毎月ノルマに追われ、しかもノルマを達成するたびにさらに高いノルマを課せられ、正直「何のために仕事をしているのか?」「これってお客様のためになっているのか?」ということに悩んだ時期があります。
この解決策として、自分のクライアントの「本当に望んでいること」を把握することで、自分が行っている仕事の意味を見出せる可能性があります。
今回は自分の仕事にやりがいを感じるための、クライアントの「本当のニーズ」の見つけ方について説明します。
1.仕事の仕組みとは何か?|Give&Takeの本質理解
前回、私は仕事の仕組みを説明するために「Give&Takeの本質理解」について解説しました。
簡単にまとめると以下になります。
(1)仕事とは「Give(提供、貢献する)」と「Take(対価・報酬)」とその間にある「Change(結果、変化)」で成り立っている。
(2)「Give&Take」の本質は相手に「良いChange(変化)」を起こせているかどうかにかかっている
図にすると下記のようになります。
つまり、自分の仕事について考える時には自分が行っている「Give」「Change」と自分が受取る「Take」についてそれぞれ考えないといけないのです。
ところが多くの場合、自分が行っている仕事(Give)と自分が受取っている対価・報酬(Take)にばかり目が行きがちなので、行っている仕事のわりに、自分が受取れる給与が少ないなどの考えに陥りやすくなります。
2.自分のクライアントの「Change」に着目する
そこで、自分の仕事をさらに深く見るためには、自分が行った仕事に対して、相手に「良いChange」が起こったかどうかを把握する必要があります。
そのためにはまず相手がどんな「Change(変化)」を望んでいるかを知る必要があります。
そこで私が良く使うフレームワークをご紹介したいと思います。
(ちなみに世の中には色んなフレームワークがあると思いますが、こちらは私が勝手に作ったものなので、その点ご了承ください)
【快・不快分析】
Changeの基本は「相手に良い変化を及ぼす」ことです。
そのため、フレームワークの横軸は「不快」と「快楽」で分けて考えます。
そして縦軸はクライアントがどういうことに悩みを持っているかを把握するために、「Be(存在)」「Do(行動)」「Have(所有)」の3つの状態でそのクライアントの抱えている悩みを分析します。
例を上図に書いたので参考にしてみてください。
3.自分のGiveがクライアントの悩みを「不快」→「快楽」に出来ているかチェックする
このフレームワークを使って、自分のクライアントの悩みを把握することができたら、次は自分が行っているGiveがこの変化を及ぼせているかどうかをチェックします。
これが実際に出来ているかどうかは、相手に確認する必要がありますので、そこは勇気を出して聞いてみましょう。
もちろん、企業によっては顧客満足度調査(CS調査)を行っているところもあると思いますので、そこで確認することも出来ると思いますが、やはり自分が行った仕事相手の生の声を聞くことはとても重要なので、毎回ではなくても良いので、自分で確認することをお勧めします。
ちなみにこれは、営業などの外部のクライアントだけでなく、社内の間接部門の仕事の人であっても、必ず「相手」はいるはずなので、確認することは出来るはずです。
4.まとめ
今回の内容をまとめると以下になります。
✅自分の仕事にやりがいが感じられない時は、自分のクライアントの「本当のニーズ」を確認しよう。
✅仕事の本質は「Give(提供、貢献する)」と「Take(対価・報酬)」の間にある「Change(結果、変化)」にかかっている。
✅自分のクライアントはどんな悩みを持っているのか?それをどのように解決したいと思っているのか?をクライアントの「Change」分析する
✅自分のクライアントが「不快」→「快楽」の状態になったか、声を聞いてみる
以上、皆さんが少しでも自分の仕事にやりがいを感じられるようになっていただければ嬉しいです!!
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【参考記事】
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