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自分の頭で考える勉強方法。「want to」で勉強すれば答えを見つけることができる

私は以前、起業で失敗した時に自分のマネジメント力を本気で高めたいと考え、ある経営コンサルタントの私塾のようなスクールに通っていました。

そこは教え方が非常にユニークで、基本的にはテキストが与えられたらあとは理解できるまで自分一人で勉強するというスタイルでした。

このスクールでは、最初に学び方を教えてもらえるのですが、それ以降はテキストに書いてあるマネジメント理論を自分で勉強し、自分が納得できたら先に進むというスタイルで、自分の理解が合ってるか間違っているかは誰も教えてくれませんでした。つまり自分で自分がちゃんと理解したのか判断しなければいけないという自主性重視の勉強スタイルだったのです。

そして最後にそのコンサルタントと一対一の質疑応答形式で理解度チェックを受けて合格か不合格かが決まります(この面談で合格するまで何度も勉強し直すことになります)

今思えばとても理にかなった勉強スタイルだと思うのですが、それまでは受験勉強のように最終的に答えがある(または誰かが教えてくれる)勉強の仕方に慣れていた自分にはとても新鮮にうつりました。

ただ考えてみれば社会人が普段仕事をしていて、完璧に正解がある仕事は限られています。通常は合ってるか間違っているかは最後の結果が出るまではわからない仕事の方が多いです。

例えば営業をしていれば、一件一件の商談で「今日は正解だったかな?」「間違ってたかな?」と誰かに聞いても答えはありません。
最後に受注がもらえればそのプロセスは正解だったかもしれないし、受注が貰えたとしてもクライアントの期待値コントロールを間違えて受注してしまえば、後で大クレームになるかもしれません。その時は自分が行った営業活動は間違っていたということかもしれません。
つまり仕事の成否は自分の頭で考えて都度答えを出さなければいけないのです。

私はこの学校にトータル5年間、ほぼ毎週通っていたのですが、ここでの学びは非常に深く、その後の私の仕事の仕方を決めるほどのものでした。

心から望んでいるから答えが見つかる

そしてこの勉強スタイルで一番大事な点は「自分が心から学びたいと思っているかどうか」です。なぜなら誰かからやらされている時は答えが無い問題を自分で納得できるまで向き合うという事ができないからです。

例えば、受験勉強のように自分の本当の意思ではなかったとしても勉強が続くのは、期限と答えが用意されているからだと思います。

しかし社会にでたら違います。答えが無い問題を自分の頭で考え続けた人だけが結果を残せる世界です。
そのときにやらされている意識の人は、おそらく結果を出すことは難しいでしょう。また答えのある仕事しか出来ない人は、今後AIやロボットに仕事を奪われる可能性が高いです。
もちろん能力が高い人であれば平均よりは結果を出せるかもしれませんが、それでも突き抜けた結果を出すには、やはり自分がやりたいと思えるゴールに紐づいていないと難しいと思います。

この何かしらのゴールに紐づいているという点が非常に重要です。
ゴールは以前書いたバランスホイールで複数設定することが大事なポイントです。複数のゴールがあればそのうちのどれかが、自分が学んでいる内容と紐づく可能性が高まります。

(参照)「主体性」がない部下の「主体性」を引出す方法

ゴール設定で重要なことは「自分がやりたいこと」であること「バランスホイールで考えること」が大切です。

そうすれば答えが無い問題であっても解決したいという欲求が生まれ、考え続ける事ができ、必要な知識を身に着けることができます。

ぜひ皆さんも「自分がやりたい事」「バランスホイール」でゴールを設定し、必要な知識を勉強してみてください。

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