強いブランドかどうかをチェックする【sato流マーケ講座Ⅱ➃】
ブランド力を強化していく活動(ブランディング)を行って、今どのくらいのブランド力があるのか?をチェックするには、市場調査を行います。
その基本的な指標をご紹介します。
もちろん、市場調査でなくて、ご自身でチェックしてみてもOKです。
それがこちらです。
ここで注目していただきたいのが、『差別化』です。
『差別化』は、物理的・技術的差別化ではなくて、イメージ・世界観による情緒的・心理的な差別化です。物理的・技術的差別化というのは、時間が経つとどこもその技術に追いつくように努力しますので、差がほとんどなくなってしまいます。またお客様の要求レベルが上がれば、次のレベルの技術を提供しなくてはならず、当初の技術は標準レベルになってしまいます。
そうではなくて、「どういう思いで提供しているのか?」「どんな気分になってもらいたいのか?」力強さなのか?優しく癒されるのか?スマートで都会的な雰囲気なのか?これこそが、ブランドの差別化要素なのです。
これら指標を使ってそのブランドのどこが課題なのかを発見し、解決策を検討します。
例えば、よくあるケースが、
そのブランドのことをよく知っているという人が多く、しかも現在のユーザーの『ロイヤルティ』も高いが、『活力』が低いというケースです。
これは、最早、過去のブランドとなってしまっていて、少しの熱烈なファン、あるいは習慣買いになっている人たちで支えられているブランドなのです。
『活力』を維持するために、常に新しい取り組みをして鮮度維持に努めなければなりませんでした。
すっかり過去のブランドとして市場に定着している場合は、ドラスティックに時代を進めるようにリニューアルして、新規のお客様を取り込むか、マイナーチェンジを行って、今のお客様の期待を裏切らないようにし、経営的には、利益獲得ブランドとするかを判断していきます。
他に、お客様の購買行動も質問して、組み合わせて分析します。
お客様の購買行動のタイプとしましては、
➀現在のユーザー
➁過去に買ったことがあるが、今は買っていない過去ユーザー、
➂機会があれば買う予定の将来ユーザー
などです。
このタイプ分類は、そのカテゴリーにふさわしいタイプを設定します。
そして、以下有料部分では、
➀認知の質問例 と ➁ロイヤルティの質問例 をご紹介しています。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?