『ブランド』とは何か?【sato流マーケ講座Ⅱ➀】
「sato流マーケ講座Ⅱ」では、『ブランド』についてお話していきます。
1回目は、『ブランド』とは何かについてのお話です。
『コンセプト』よりもさらに抽象度が高くなりますので、わかりづらいですよね。教科書にいろいろ書かれていますが、sato流で解説していきます。
1.そもそも『ブランド』とは、
ブランドとは、他人の牛と自分の牛を区別するために牛のわきに押した独特の焼き印(burned : ノルウェーの古のルド語)が起源であると言われています。
2.商品・サービス市場における『ブランド』とは、
商品やサービス市場においては、自社の商品と他社の商品を区別して認識してもらうことです。識別のために、ブランド名やロゴなどの印をつけるのです。
市場には、沢山の商品やサービスが存在します。市場というのは、例えば、食器用洗剤市場やバッグ市場など、カテゴリーごとの市場のことです。
各商品それぞれ個性を持って存在しています。(下のイラストでは、形と色で表現してみました。〇や△は各社から出ている商品・サービスを表しています。)
ところが、お客様から見ると、全部をきちんと識別できているわけではありません。
お客様の頭や心の中では、はっきりと認識できている商品と、その他大勢の商品でぼんやりしている商品という風に見えているのです。(イラストでは、赤丸と黄色の楕円形が識別できている商品で、グレイはその他大勢の商品を表しています。)
赤丸や黄色の楕円形は、ブランド化しているのです。
すなわち、ブランドとは、お客様の頭や心の中で特別なものと認識されている商品のことです。キャラが立っている状態なのです。
3.ブランド化の条件
ブランド化するには、お客様の頭や心の中に、その商品のことが入っていかなければなりません。
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