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成分ブランド【sato流マーケ講座Ⅱ⑯】


 ブランドは、最終製品のみならず、原材料の成分・素材・部品もブランド化することができます。

 原材料メーカーさんは、他にはない独自開発の革新的な成分・素材・部品を単なる原材料とせず、ブランド名を付けて特別感を打ち出して、価値に見合う対価を得る努力をすることをお勧めします。

 たとえば、インテル、テフロン、キシリトール などです。

 この成分・素材について、最終製品のユーザーに向けて、どれほど凄いのか広告宣伝活動する必要がありますが、最終製品にこれらの成分・素材が使われていることをアピールすると、製品力がアップするというブランド戦略です。

 もちろん、原材料メーカーさんにとりましても、最終製品を通して自社の原材料を最終製品メーカーさんにアピールすることができます。


上記の例以外にも、

 『アロハ コレクション』というハワイをモチーフにしたポーチには、米デュポン社の『タイペック』という素材が使われており、この商品タグに『タイペック』の説明が付いていて、商品の品質価値を高めています。ポーチの生地素材は非常に薄く軽いのですが、あのデュポン社の素材でできているというだけで、消費者は安心します。

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<タイペックの説明(赤線)も入っているタグ>

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 そして、この素材で他の商品を作りたいと思う最終製品のメーカーさんへの広告の役割も果たしています。

 実際に使ってみると、非常に軽くて紙のような不思議な手触りで、耐水性もかなりあります。携帯用雨具(カッパや自転車の前のかごの雨カバー)にも使えそうです。


 ちなみに、Amazonの「ハワイ コレクション」の説明は次の通りです。ここにも『タイペック』について説明が入っています。

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ハワイに縁のある、HeatherとRachaelの二人が2014年に立ち上げたブランド。旅に出てはサーフィンを楽しむ彼女たちが、濡れた水着の持ち運びに不便を感じ、思い付いたのがこのポーチです。軽量で耐久性に優れ、防水性のあるタイベックをベースに、かわいらしいロゴをデザインしました。

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ブランドは、特徴的な成分・素材・部品も可能というお話でした。

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