ブランド アイデンティティ 【sato流マーケ講座Ⅱ⑪】
『ブランド アイデンティティ』。
これがないと、長期にわたってブランドとして存在することができません。
これは何かと言いますと、
「お客様からどう思われたいのかを設計すること」という説明が教科書によく出てきますが、
sato流に言いますと、
「キャラを立たせること」です。
違う言い方をすれば、「人格を持たせること」です。
マンガがわかりやすいのですが、
例えば、サザエさんは、登場人物それぞれのキャラクターがしっかり立っていて、考え方、行動の仕方に一貫性があります。なので、登場人物を識別できます。そして見ている人の期待に応えた言動なので満足がいくのです。
サザエさんというマンガ自体にも、日常で起きるさまざまなトラブルや悩みを、最後は皆ほっこり笑顔になるように解決するというストーリーで、一貫性があります。ですから、1話1話安心して見ることができます。
ブランドも人々の中に浸透していくには、
考え方や何を重視しするのか(=コンセプト)、イメージ・世界観や、どのように行動を起こしていくのか一貫性が必要です。ブランド アイデンティティを明確にし、原理原則(プリンシプル)を守るようにして、そのブランド「らしさ」を表現していくといいのです。
製品・サービスの本体の設計や、パッケージング、ネーミング・・・のみならず、ブランド展開の仕方、広告の打ち方、新製品の投入パターン、イベント方式・頻度などすべてにおいて、「らしさ」を追求していきます。
これが、お客様にとっての安心感、そして共感や親近感、結果として信用につながるのです。
ここから先は
sato流マーケ講座Ⅱ【ブランド編】
ブランドについて、『ブランド』とは何か~ブランド戦略まで、テクニカル的に重要な点を絞ってご紹介しています。分厚い本を読まなくても良いように…
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?