バランス感覚を磨くには、「エゴ」を消し去る努力をする。【sato流リーダー講座⑦】
最終的に目指すリーダー像は、才徳兼備のバランスのとれたリーダーです。
では、どうしたら、バランス感覚を磨くことができるのでしょうか?
業務に必要な知識・経験が豊富なことはもちろんですが、それ以上に徳を積まなければなりません。
生き馬の目のを抜くような競争社会を生きてきた人たちにとっては、少し努力が必要なようです。
キャリアを積むと、だんだんと「世のため、人のためにご奉仕する」という感覚が芽生えてきます。(左側のイラスト)
それまでは、エゴ(支配しよう、得しよう、自分をアピールしよう)に支配されて、判断が歪んでしまっているのです。(右側のイラスト)
ですから、なるべく早い段階で、エゴを消し去る努力をして、ご奉仕の精神感覚を身に着けると、早くに優れたリーダーに近づけるのです。
競争ではなく、「自分ができることは何か?」とという感覚。
エゴに支配されていると、自分を奮い立たせる感覚に陥りますが、リーダーは、その感覚を手放す努力が必要です。
エゴを手放すと、自分がいてもいなくてもよいのではないか?と思う方もいらっしゃるようですが、そうではありません。逆なのです。
自分が現場にいなくても、きちんと回っているというのが、優れたリーダーの在り方なのです。
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