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ブランド開発の手順【sato流マーケ講座Ⅱ⑥】


 ブランドを一番最初にどのようにして開発していくのかというお話です。

0→1をつくるところですね。

それには、まずはイメージングです。

 人々(もっと絞り込んでターゲットの方々)がどんな暮らしができるといいのか?どんな生活スタイルだと気分が高揚するのか?自社が提供できる商品やサービスで、ワクワクするような「こと」を思いついていきます。

 これは慣れると、ポンポン思いついていくのですが、効率を追求したり、型にはめられたお仕事スタイルをされていた方には、少しトレーニングが必要なところです。しかし、本来人間は誰でも空想したり、想像したり、こうなったらいいなという願望を抱く能力を持っているので、それを呼び起こすだけなのです。

 私の場合は、ちょうど額の真ん中あたりに、ぽっと映像が出てくる感じか、頭のてっぺんからキーワードがじわ~と浮かび上がる感じがします。それを消えてしまわないうちにこ言葉にしたり、書き留めるようにしています。それから、それは何なのか頭の中で解釈を加えながらアイデアを膨らませていきます。

 他の良いお仕事をされているクリエーターの方にお聞きすると、スタイルはいろいろながら少し集中するとひらめいてくるというのが、共通点でした。

 多分、慣れ「自分の中から湧き上がったものは素晴らしい!」と思うずーずしさが次から次へとアイデアが湧いてくる源になっているのだと思います。


阪急グループの創業者である小林一三氏の言葉も参考になります。

「世の中で、百歩先の見える人は変人扱いされる。五十歩先の見える人の多くは犠牲者になる。ただ一歩先の見える人のみが成功者となるのだ。しかも、ただその一歩先の違いにすぎぬが、その手前の一歩さえも見えぬものは落伍者である。」と言っています。

世の中の動きに関心をもって、つねに世間より一歩先んじてビジネスを考えていることが大事なのですね。


そして、出てきたブランドデザインのアイデアを組み立てていきます。

ここからは、論理的に立体思考です。

そのステップは次の通りです。


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