#18 『お金より名誉のモチベーション論』太田 肇
本書への一言
日本人はややこしいんだなと思わせる一冊
承認欲求
人間は、物や人、社会といった環境で働くことで生きている
自分の潜在的な能力や可能性を最大に伸ばし発揮することが自己実現となる。
つまり、人間はそれができているかどうか知るためには、他人からの承認や周囲から評価を必要とする。
報酬
報酬が与えられることによってやる気が出なくなる。
報酬が逆にやる気をそいでしまうこともある。
報酬は、外的報酬と内的報酬がある。
外的報酬とは、つまりお金やものをもらう報酬
内的報酬は、仕事や活動そのものに動機付けられているもの
外的報酬が与えられればやる気を出すように思われるが、実はそうではない。
日本人は褒められると全人格的評価に結びつけるる傾向がある。
そのため褒められることの影響がプラスとマイナスのどちらにも極端になりやすい。
それだけに上手に褒めることがとても大切になってくる。
日本人の隠れた承認欲求を引き出すためには、不可思議な魅力で人を惹きつけるカリスマ型のリーダーのように、自分が主役になるのではなく、部下を役者のように売り出してサポートできるリーダーこそが求められている。
部下を支援することで、リーダーこそが、部下の潜在能力を引き出すことに成功し、最終的に自らも尊敬や名誉手に入れることができる