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目的を持って学習(習得)する

最近、PBLという言葉を聞き、さらに小中学校でも扱っている記事なども多く見つけて、英語やプログラミング以上に大人はうかうかしていられないなと思いました。

いきなり出てきて「なんなんだ?」と思った方(つい先日まで自分もそうでしたが)にお伝えしますと、
PBLというのは、「Project Based Learning」の略で、課題解決型学習と呼ばれるものです。背景としては、文科省が進めているアクティブラーニングの1つとして注目を集めているようです。
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2015/09/24/1361110_2_5.pdf

どちらが良いかという議論は別として、逆の概念であるのがSBL。
Subject-Based Learningの略で「科目進行型学習」と呼ばれ、いわゆる教師が教科書に沿って授業を進めるようなものです。
「この勉強って何の意味があるんですか?」というひねくれた質問に「そういうもんなんだから」と伝えても駄々を捏ねている生徒は、逆にPBLが既に染み付いているかもしれません。

自分はどんな学生だったか思い出すと、数学など考えて答えが出るものは楽しみつつ、記憶頼りの勉強には多少疑問を持っていた気がします。今では成長期に学習の習慣や処理のトレーニングをしていたと聞いて、それなりにやってきて良かったかなと思います。
今思えば、好きでやっていたものも含めて課題からアプローチする意識があれば、より効果的な知識がついたんじゃないかと恨めしいやら。

ここまで子供に関するお話でしたが、社会人になって目的も特になく学習すること、研修があるから出席していることって意外とないでしょうか。
若干内容が複雑になったり、「仕事だから仕方ない」「やるしかないだろ」など印象や状況から意識されることは少ないかもしれませんが、これらの学びの前提については、大人こそ大事にすべき考え方だと感じています。

さらに言ってしまうと、その目的、誰のためのものでしょうか。
会社で昇進するため、TOEICのスコアを上げるため、など。自分にとってのやる理由まで思い描いているでしょうか。
自分も新卒から面倒を見ていただきましたし、お世話になった会社に貢献することはとても素晴らしいことだと思いますが、最終的にあなたの人生に責任をとってくれるのは「あなた自身」です。

ぜひ取り組む仕事を通して、あなたのなりたい姿や理想を描いて仕事をする癖をつけると、今まで以上に生き生きと働けるかなと思いますので、若輩の戯言ではありますが今後の参考にしていただければ。

正月すぎてまだ2月とはいえ、2ヶ月もすれば4月。
これから新社会人の方、転職して異動予定の方、既に異動・転職して新たな職場で仕事に励んでいる方など、皆様にとって今年や今年度がより実りあるものになりますように!


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