お試し移住体験@八女市 その6
こんにちは、さちこです。普段は、外国の方に第二言語としての日本語を教えています。どうぞよろしくお願いします。
過日、福岡県八女市でお試し移住体験ができる機会を得た。
八女市内の中心部には古い街並みが残されている。
土蔵造りが多く、また商家的な色彩と職人の工房的な色彩を併せ持つ、江戸・明治・大正・昭和初期の伝統様式の建物が150軒ほど旧往還道路沿いに連なる。
歩いていると、可愛らしいピンクの壁の洋風の建物が見えてきた。
「ダッテン・コンネ」と書かれた看板に、
洋風建物だけに「何語だろう?」「何屋さんだろう?」と覗いてみるも
閉まっているので、わからない。
帰宅後に調べてみると、外国語ではなく八女の方言で、
・ダッテン=誰でも
・コンネ=来んね(来なさい、いらっしゃい)
という意味(!)だそう。
障害福祉サービス多機能型事業所が入っておられるようだ。
さらに歩くと、八女に来る前に友人から教わった「うなぎの寝床」があった。
「こんな所にあったのかー!」と中に入ると、聞いていた通り、
久留米絣の斬新なMONPEが1階〜2階に所狭しと並んでいて、目移りした。
友人から「めちゃ格好良いので買った」と聞いていたので、
試しに履かせてもらって鏡を見ると、
ドラマでよく見る昔のもんぺと違い、ええ感じにしっくりくる。
内側に膝当てがしてある等しっかり作られているので丈夫だし、洗うほどに柔らかくなって馴染むそうだ。
ちなみに、その後海外でハデに転び、このように(↓)足を固定された際、
病院へ行くのに楽だからとMONPEを履いていったら、
固定後に脱げなくなってしまうので、膝下あたりまで切って良いかと聞かれ、
「それほど履いていないのに」とつい躊躇すると(※躊躇している場合ではない)
脇の縫い目の糸だけ切ってあげるから後で縫えば良いと言ってくださり、
申し訳なく思いながらも、お願いしてしまったのだが、
その際「なんて丈夫な糸なんだ」とウインクされながら言われた。
治療の場であることを忘れ、日本の伝統技術を自慢しそうになった。
「うなぎの寝床」は、MONPEを取り扱っている店舗の近くに、
九州産の食器や下駄などを扱っている店舗もあると伺い、そちらへも行ってみる。
どちらのお店も、店員さんが抜群の距離感で品物について教えてくださるので、
とても楽しかった。財布の紐はきけんだった。知らんがな。
(お読みくださり、ありがとうございました)
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