肉まんで今に還る
病院の帰りに、肉まんを食べました。
娘の付き添いです。
街の大きな病院に行った帰り道は、よくよく最寄りのコンビニに寄ります。
きまって私は肉まん。
娘はピザまんを食べます。
待ち時間が長いので、小腹が空くのです。
ある時は夜。
薄っすら暗い中、歩きながら食べました。
雪が降る中だったり、今日のような肌寒い春だったり。
一体何回ふたりで食べたでしょうか?
診察を終え、課題ばかりが重くのしかかる心。
これからどうなっていくのだろうか?
これまでの選択は正しかったのか。
親として私はどうしたらいい?
何ができることで、何ができないこと?
アタマの中、いろんな想いが駆け巡ります。
誰のせいでもない。
でも、辛くどこにもぶつけようのない想いは確かにそこにある。
いろんなものが負担に思え、ぜんぶ投げ捨てたくなるじぶんに嫌気がさします。
そんな時、肉まんを食べると
ただおいしい。
それだけになります。
あたたかくて、おいしい。
いろいろあるけれど、それは今ここにない。
今、確かにあるのは肉まんのおいしさ。
そのことに気づける私はまだまだ大丈夫。
安心します。
今日も肉まんにたすけられました。
よし、これからいろんなものを引き受けていくぞ!
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