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dai5599
じぶんが元気でいる優しさ
人のためにしてあげられることって僅かだなぁ、と。末娘の持病と向き合う時、いつも思います。
変わってあげられるものなら、私がなりたい
いくら親子でも、それは叶わず。
相手の苦しみを全部背負ってあげられることはできないのです。
数年前、そのことを受け容れられなかった私は、娘の手術の前日から、娘と一緒にじぶんもご飯を食べることをやめることにしました。
娘が絶食なのに、私が食べるなんてできない。
かわいそう。
せめて一緒に苦しみを味わわないと。
でも、母に言われました。
手術が終わってから、ひろみちゃんが倒れちゃったらどうするの。
確かにその通り。
術後もケアは続きます。
車いすを押したり、簡易ベッドで眠るハードな生活。
私に元気がなかったら、娘に何かしてあげることはできません。
それに、私が食べなかったからといって、娘の空腹が和らぐ訳でもないし。
かえって「じぶんのせいで」って思わせてしまったら…
母とご飯を食べて、手術が終わるのを待ちました。
案の定、手術が終わり、麻酔から醒めた末娘は、ワガママ三昧。
ずいぶん頑張ったもんねぇ…
たくさんガマンもしたし、仕方ないねぇ
やさしい気持ちで受けとめられたのは、私がご飯をもりもり食べたから。
大切な人のことを大切にしたかったら、まずはじぶんのことを大切にしないとなぁ。
誰かのため、と思っている時程、忘れてしまいがち。
じぶんが元気でいることは、相手への優しさに繋がることを。
ちなみに、末娘は持病がくっついている「じぶんの足」が好きだそうです。
変わってもらったら、困りますって。笑